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よしもと芸人と高校生が喜劇 鴻巣でSDGsフェス

 鴻巣市のクレアこうのすで25日、持続可能な開発目標(SDGs)をうたった「こうのとりSDGsフェスティバル」(同市主催)が開かれた。メイン企画は、吉本興業のよしもと芸人と、鴻巣高校鴻巣女子高校の演劇部員らがコラボした「こうのとりふるさと劇団」の喜劇。コウノトリをテーマにした「コウノトリが来るその日まで」を熱演し、SDGsをアピールした。

 

喜劇のワンシーン。中央は松田洋昌さん=25日午後、鴻巣市のクレアこうのす大ホール

 

 演じたのは、ハイキングウォーキングの松田洋昌さんを座長に、北条ふとしさん、芦澤和哉さんら芸人6人と、脚本家の高畠清さん、鴻巣高校と鴻巣女子高校の演劇部員、並木正年市長、市メインキャラクター「ひなちゃん」など総勢28人。市とコウノトリをキーワードにストーリーが展開された。
 ストーリーは鴻巣市内の田んぼはコウノトリが飛来するほど環境にやさしいという設定。その田んぼを売らないように説得するシーンがSDGsを感じさせる。米農家の松田さん、土地開発業者の北条さん、うどん屋の芦澤さんと、大勢の演劇部員たち。個性あふれる役どころが魅力のステージは約1時間行われ、笑いの要素もたっぷりだった。
 松田さんは「5回ほど稽古をした。演劇部員たちの頑張りはすごかった」と笑顔で振り返る。鴻巣高校演劇部部長で2年生の平井みさきさんは「稽古が貴重な体験。本番で楽しく演じられた」。鴻巣女子高校演劇部部長で2年生の押田優希さんも「すごく楽しかった」と話していた。
 同市は2023年5月に、内閣府から「SDGs末来都市」に選定されている。フェスティバルでは、ふるさと劇団公演以外にも、人気お笑い芸人4組によるライブを開催した。協賛企業多数の食品出店もあり、会場は盛り上がった。

 

=埼玉新聞2025年1月27日付け11面掲載=

 

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