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詐欺広告 気を付けて 狭山経済高校で講座実施

ネット広告の落とし穴について熱心に聞く高校生たち=14日、狭山市の狭山経済高校(埼玉消費者被害をなくす会提供)

 

 埼玉消費者被害をなくす会(さいたま市浦和区)は14日、狭山市稲荷山の県立狭山経済高校で、成年を控えた同校1、2年生360人を対象に「ネット広告の落とし穴~その商品、本当に買いますか?~」と題した講座を実施した。参加した生徒は、詐欺広告にだまされないために不当表示の広告事例や景品表示法などについて学んだ。
 近年、日常的にスマートフォンを使用する高校生がインターネットを通じてトラブルに巻き込まれる事例は少なくない。また、2022年4月から成年年齢が18歳に引き下げられたことで、未成年者取消権は認められなくなっている。講座では、消費生活相談員の鎌田伊津子さんが、契約の基本ルールをはじめ、利用者が無意識に不利な行動をとるように設計されたダークパターンや不当表示など、ネット広告を見る際に注意すべき点を説明した。実際にスマホを操作しながら、ネット通販を利用する際に確認すべき情報なども解説した。
 18歳で成年を迎える前にどうしても伝えたいこととして、「SNS(交流サイト)を通じて副業や投資に勧誘され、LINEでのやり取りからあっという間に借金をつくらされる悪質な被害が後を絶たない」と強調した。被害に遭わないためにも「消費者被害にあった時は188(イヤヤ)へ連絡してほしい」と呼びかけた。

 

=埼玉新聞2025年3月21日付け9面掲載=

 

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