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愛鳥部の手作り巣箱100個贈るー秩父農工科学高校

手作り巣箱をプレゼントする愛鳥部員=8日午前、秩父市の県立秩父農工科学高校

 

 愛鳥週間(10~16日)を前に野鳥保護に関心を持ってもらおうと、秩父市大野原の県立秩父農工科学高校(服部修校長、生徒数721人)愛鳥部員が8日、手作りのシジュウカラ用巣箱計100個を希望者にプレゼントした。
 巣箱プレゼント企画は今年で33年目を迎えた。毎年、部員らがスギの木を材料に、高さ40㌢、幅と奥行き15㌢の巣箱を製作。出入り口の直径はスズメが入らないように2・8㌢に定め、スギ板は直火で焼いて強度を高めている。
 希望者は午前9時半ごろから、配布場所の同校事務室前に続々と集まった。横瀬町の若林正幸さん(74)は10年ほど前から、同部員が製作した巣箱を自宅の庭先に設置している。「昨年は3月と6月にシジュウカラの営巣を観察できた。しっかりした巣箱に仕上がっているので安心できる」と話していた。
 同校3年で愛鳥部部長の清水かおりさん(17)は「毎年みなさんが喜んで持ち帰ってくれるので、作りがいがある。30年以上続く取り組みを今後も後輩がつないでいってほしい」と笑顔で語った。

 

=埼玉新聞 2025年5月10日付け10面掲載=

 

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秩父農工科学高校は、農業部(農業科・森林科学科・食品化学科)、工業科(電気システム科・機械システム科)、家庭科(ライフデザイン科・フードデザイン科)の3部7学科を有し、“秩父地域の産業と未来を支えるスペシャリストの育成”を目指しています。本校の3年間は、実践的な学習や部活動、資格取得を通じてたくましく成長することができます。本校は進路実現へのサポートも充実し、就職でも進学でも自分の希望を叶える確かなチャンスがあります。

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