埼玉新聞社 高校受験ナビ

東部公立4校が合同で学校説明会

2025年5月15日配信

春日部・春日部女子・春日部東・不動岡

学校の特徴を一気につかむチャンスに

 

 5月11日、さいたま市のRaiBoC Hall(市民会館おおみや)にて、「東部地区4校合同学校説明会」が開催されました。この説明会は、春日部高校春日部女子高校春日部東高校不動岡高校の4校が合同で行う初めての試みです。4校の魅力・特色を一度に知ることができる貴重な機会として、多くの中学生と保護者が訪れ、満席になるほどの盛況となりました。

 説明会の冒頭では、春日部高校の角坂校長先生が代表して挨拶を行いました。校長先生は「高校3年間は人生において大切な時間です。自分の目で見て、聞いて、感じて、自ら判断することが重要です。気になった学校があれば、ぜひ直接訪れてみてください」と参加者に語りかけました。

 続いて、春日部高校の秋山教頭先生より、入試概況についての説明がありました。今回参加している4校を例に、①入試日程②点数・傾斜配点③選択問題実施校④調査書の扱い⑤合否の決め方の5点について、わかりやすく解説されました。最後に「高校入試はこの1年間でどれだけ高いハードルに挑戦できるかが鍵です」と受験生への励ましの言葉がありました。

 

 各校の学校紹介も、それぞれの特色を活かした内容でした。

 

 春日部女子高校では、先生から勉強編・行事編・部活動編の3つについて動画を交えて説明がありました。また、 生徒会長が登壇し、パンフレットには載っていない生徒目線から春日部女子の魅力は「何事にも全力で取り組むこと」「強い団結力」を挙げました。また、体育祭や文化祭の様子、そして「女子高あるある」についてもユーモアを交えて紹介しました。

 

 春日部東高校からは、 生徒会長と副会長が登壇し、校訓や学習環境、進路指導、学校行事、昼食の様子などを丁寧に紹介しました。また、Q&A形式で、校則の変化、体育の授業の不安について、通学時間や男女比、1日のスケジュール例など、中学生の疑問にも具体的に答えていました。「自己実現をする環境が春日部東には揃っています」と力強く締めくくりました。

 

 不動岡高校は、生徒7人が登壇し、立地や教育目標に加え、①第二外国語の学習②文理の枠を超えた学力育成③リベラルアーツ教育④3年間の探究活動といった教育の特徴を紹介しました。iPadの活用やグループワークの様子、そして台湾への修学旅行など、行事の魅力も伝わる発表でした。生徒会長より「不動岡高校とにかく楽しい。メリハリのある学校生活が魅力です」と話し、「何か一つ頑張りたいことを決め、それをモチベーションに受験勉強に励んでください」と中学生にエールを送りました。

 

 最後に登壇した春日部高校では、生徒会長が場を和ませながら、後輩の生徒が学校紹介を行いました。校訓「質実剛健」や駅からのアクセスの良さ、文化祭の来場者数が県内トップであることなどを紹介し、「春日部高校と相性が良い人」をランキング形式で発表をするユニークな構成で、参加者の笑顔を誘っていました。

 

 各校の学校説明会や文化祭の情報は、各校のホームページで確認できます。6月以降もさまざまなイベントが予定されていますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。(文・山本直登)

 

=「埼玉新聞社 高校受験ナビ」オリジナル記事=

 

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