埼玉新聞社 高校受験ナビ

教育関係者対象説明会参加レポート③ 県立和光国際高校

2025年5月〓日配信

「国際教育の先導校」へ 新校開設に向け説明会を開催

 

 5月16日、和光国際高校にて、塾関係者を対象とした学校説明会が開催されました。

 

 令和8年度に新校として生まれ変わることを踏まえ、中学生の進路指導に関わる教育関係者にいち早く情報を届けることを目的としたものです。

 

 説明会の冒頭、堀尚人校長先生は「高校の魅力は“預かった生徒をどれだけ伸ばせるか”である」と強調。生徒総会における高校1年生と3年生の意識の違いを例に挙げ、生徒たちが自分で考える力を着実に育んでいると紹介しました。

 

 同校では外国語教育に力を入れると同時に、部活動や進学にも注力しており、今年度は国公立大学に25人・早慶上理に33人・GMARCHに213人が合格しています。

 

 少林寺拳法部のインターハイ全国1位や吹奏楽部の西関東大会出場など、文武両道を実現しています。

 

 

 続いて、髙辻正明教頭先生より新校の概要説明がありました。

 

 新校の教育目標には「グローバル社会で活躍できる人材の育成」が掲げられ、和光国際高校が“県内における国際教育の中核校”としての使命を担っていることが示されました。

 

 特徴的な取り組みとして、新設される「国際問題探究」や「多文化共生論」といった科目があり、英語を用いて国際課題に向き合い、解決策を探る授業が展開されます。

 

 さらに、第二外国語に韓国語が加わり、語学の選択肢が広がります。修学旅行ではシンガポール国立大学を訪れ、現地大学生と意見を交わすプログラムも予定されています。

 

 こうした新しいカリキュラムは「語学力+情報収集力+分析力」の育成を目指し、生徒が将来、国内外を問わず活躍できる素地をつくることを目的としています。加えて、国語や社会など他教科との連携を通じて、教科横断的な学びの深化も図られます。

 

 

 

 説明会終了後に、授業見学が行われました。オールイングリッシュで行われる授業やchromebookを活用した授業が実施されており、校内の随所に英語表記が施され、洋書も多く配置されている点が印象的でした。

 

 新たなステージに向けて着実に準備を進める和光国際高校。校長先生の「入学して絶対後悔しない学校です。」という言葉からは、生徒一人ひとりを伸ばしていく自信が感じられました。

 

 興味のある方は、6月14日に開催される学校説明会にぜひご参加いただき、学校の雰囲気を体感してみてください。                             (文・山本直登)

 

※このシリーズでは、教育関係者対象に開催された学校説明会についてレポートします(埼玉新聞社高校受験ナビ編集部)

 

=「埼玉新聞社 高校受験ナビ」オリジナル記事=

 

サイト内の和光国際高校の基本情報は→こちら

 

学校の特徴 ~学校からのメッセージ2024~

和光国際高校は、昭和62年に公立高校としては全国初の国際高校として開校し、創立38年目を迎えた学校です。本校は「国際社会で必要とされるグローバルリーダーの育成」を目指し、卒業後を視野に確かな学力・語学力・国際的視野の育成に取り組むとともに、3年間の学校行事、部活動、さまざまな海外研修や交流行事等を通して、「共生力」「教養力」「人間力」が豊かで地域社会や国際社会に貢献できる人材の育成に全力で取り組んでまいります。

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