2025年5月22日配信
22校が「学校選択問題」で実施
埼玉県教育委員会は5月22日、令和8年度公立高校入試の学力検査問題について、出題方針、出題範囲等を発表しました。
また、学校選択問題実施校についても合わせて発表しました。
埼玉県発表(ホームページ)
1 出題方針
前年度からの変更はありません。
方針は大きく三つ示されています。
(1)中学校学習指導要領に基づいて出題する
(2)思考力・判断力・表現力等の能力をみる問題の出題に配慮する
(3)記述による解答を求めるよう配慮する
以上のとおりです。
「中学校学習指導要領」は受験生の皆さんにはなじみのない言葉かもしれませんが、学校の授業はこれに基づいて行われていますし、教科書もこれに基づいて作られています。したがって、「中学校学習指導要領に基づいて出題する」とは、「学校の授業で習った内容や教科書に書かれている内容から出題する」と理解していいでしょう。
「記述による解答を求めるよう配慮する」とあり、記号選択問題だけでなく記述問題も出題されることが明記されています。
2 実施教科及び出題範囲
学力検査を実施する教科は国語、社会、数学、理科、英語の5教科です。
英語にはリスニングテストが含まれます。
3 学校選択問題実施校
数学と英語について、学校選択問題(一部に応用的な内容を含む問題)を実施する学校は、次のとおりです。
浦和・浦和一女・浦和西・大宮・春日部・川口北・川越・川越女子・川越南・熊谷・熊谷女子・熊谷西・越ケ谷・越谷北・所沢・所沢北・不動岡・和光国際・蕨・市立浦和・大宮北・川口市立
実施校は前年までと変わらず22校です。
なお同日、現在の中学2年生が対象となる令和9年度入試の日程も発表されました。時期はこれまでとほぼ同じ2月下旬ですが、全校で面接が実施されるなどの変更点があるため試験日が2日間(または3日間)に増えています。
埼玉県発表(ホームページ)
(教育ジャーナリスト 梅野弘之)
=「埼玉新聞社 高校受験ナビ」オリジナル記事=
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