成徳大深谷とともに3位
(最終日、26日・NACK5スタジアム大宮)
各都県予選1位チームで争うA組決勝と同2位チームによるB組決勝の計2試合を行い、県予選2位で2大会ぶり23度目出場のB組の武南が帝京三(山梨)を1―0で下した。
A組決勝で優勝校と準優勝校を決め、同組準決勝で敗退した2校とB組を制した1校が3位となる。武南とA組準決勝で敗れた成徳大深谷が3位に輝いた。
武南は前半39分に渡辺が先制ゴール。後半もミドルシュートで守備を崩すなど攻撃の手を緩めなかった。堅守も光り、前半に挙げた1点を守り切った。
積極的に攻撃を仕掛けた武南が前半に挙げた1点を守り切った。
武南は前半39分、FW塚田からパスを受けたMF渡辺が相手GKの動きをよく見ながら、右足で蹴り込み先制した。後半は相手の引いた守備の裏を狙い、ミドルシュートを多用し攻勢をかけた。GK金昶銖を中心とした堅い守備もあり、相手のシュートを1本に抑え失点を防いだ。
先制し攻守で盤石
B組決勝 武南―帝京三 前半39分、武南の渡辺が先制ゴールを決める
武南が前半に挙げた1点を守り切った。守備では相手のシュートを1本に封じて無失点と、攻守で盤石な試合運びを見せた。内野監督は「前半に1点を取れたことが大きかった」と先制して試合を折り返したことを勝因に挙げた。
序盤から左サイドを起点に攻撃を仕掛け、前半だけで8本のシュートを放つなど内容で圧倒。同39分に塚田のパスを受けた渡辺が「キーパーをよく見て落ち着いて決めた」とGKとの1対1から右足でゴールに流し込んだ。
後半は引いた相手守備の裏を狙い、小山のミドルシュートなど状況に応じた仕掛けで主導権を渡さなかった。同31分から途中出場した千葉が9分間で3本のシュートを放ち、最後までゴールへの意欲を前面に出し続けた。
県予選で浮かび上がった守備面の課題も、今大会は3試合で1失点と改善。主将の平野は「GKのチャンス(金昶銖)は2年生だけど、チームを引っ張ってくれる存在」と後輩に一目置く。守備の安定が攻撃面の積極性を生んだ結果の3連勝で関東大会を締めくくった。
ゴール守り成長を実感
武南の2年GK金昶銖がゴール前に立ちはだかった。前半34分、相手と1対1で蹴られる前に落ち着いて飛び込みボールを押さえた。「連日試合を経験する中で成長できた」と選手間の連係を深め、連戦の疲れを感じさせなかった。
小学4年からGK一筋。「一番後ろから皆に声をかけ、安心させたい」とリーダーシップを発揮したが、「判断力はまだまだ」と課題を自覚。役割を全うするとともに、シュート1本で無失点に抑えた仲間のプレーに信頼を厚くしていた。
=埼玉新聞2025年5月27日付け7面掲載=
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