埼玉新聞社 高校受験ナビ

宿題クリア大作戦!地元大学、高校生が協力

大学・高校生とともに、秩父夜祭の木札と千代づくりを体験する小学生=7月28日午前、秩父市の秩父宮記念市民会館

 

 秩父出身の大学・高校生らで構成する、一般社団法人こどものまちプロジェクト(井上遼一郎代表理事)による小学生向けイベント「宿題・自由研究完全クリア大作戦」が7月28日、秩父市内で行われた。夏休み中の秩父地域の小学生65人が参加。地元の歴史や文化に触れながら、自由研究などのテーマを見つけた。
 同プロジェクトメンバーは、2023年から体験型イベントを定期的に開催。今年4月は、自然公園「ジオパーク秩父」に触れる小学生向け春休みイベントを長瀞町内で実施した。
 今回は、プロジェメンバーである秩父地域の高校生8人が主体となって企画。秩父高校3年加藤仁空さん(18)は「宿題を後回しにすると、楽しい夏休みを最後まで満喫できなくなってしまう。みんなと早く済ませて、目いっぱい遊んでほしい」と思いを語った。
 小学生は、秩父宮記念市民会館に集まって各自の宿題を進めた後、体験学習へ出発。秩父神社でオリジナル絵馬作製、秩父銘仙館で手拭い染め、秩父札所15番少林寺で座禅体験など4コースの中から1つを選択し、自由研究のネタを収集した。
 秩父市の小学4年長谷川千豊さん(9)は、秩父夜祭で身に着ける木札と千代づくりに挑戦した。「昨年の夏休みは宿題をためて、大変な思いをした。今年は早めに取りかかり、もう半分終わった」と笑顔で話した。

 

=埼玉新聞2025年8月2日付け11面掲載=

 

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学校の特徴~学校からのメッセージ2025~

令和8年度より、秩父高校と皆野高校が統合し、新たな「秩父高校」 が開校 。新校では従来の「普通科」に加えて「国際教養科」を設置し、生徒の多様な進路希望に応える教育を推進する 。 普通科は 総合進学・特別進学クラスを設置している。2年次から文系・理系に分かれ、30 以上の選択科目から自分に合った授業を選ぶ。 また R 5 年度からは「県立高校学際的な学び推進事業」の指定校となり、地元をテーマとした探究活動を推進している。

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