ラジオの制作を楽しむ参加者=7月30日、三郷市青少年ホーム
若者が安心して集う居場所をつくるプロジェクトを進める三郷市は7月30日、同市谷口の市青少年ホームで参加者がラジオを制作するイベントを開いた。
市が今年2月から、試験的に進める「若者の居場所」事業の一環。青少年団体メンバーや県立三郷高校の生徒を対象に利用を促している。
社会的自立を迎える青年期の若者を支援しようと同ホームに懇談、自習、漫画や読書を楽しめるスペースなどを整備。フリーWiFi(ワイファイ)を導入し、暑さしのぎのためのクールオアシスとしても活用が可能。若者にとって居心地のよい空間を演出した。
この日は地元中学生と県立三郷高校の生徒ら9人がイベントに参加。ハンダごてを使い電子回路を仕上げ、完成したラジオが電波を受信できるか確認した。実際にラジオの音声が流れると、参加者は笑顔で拍手し喜んだ。
参加した市立早稲田中1年の宮川夕葵さん(12)は「難しかったけどラジオは良くできた」、三郷高校2年の吉田勇星さん(16)は「普段できない体験。完成すると達成感がある」と笑顔を見せた。
=埼玉新聞2025年8月5日付け10面掲載=
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