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県産食材で創作料理 味彩コンテスト開催

一般の部と高校の部の上位入賞者と審査員ら=5日、さいたま市大宮区の国際学院埼玉短期大学

 

 食育と地産地消の推進を目的に、県産食材の特性を生かしたアイデア料理を競い合う埼玉県芸術文化祭2025協賛事業「第32回味彩コンテスト」(主催・国際学院埼玉短期大学など)の第2次審査会と表彰式が5日、さいたま市大宮区の国際学院埼玉短期大学で行われた。
 応募総数247点の中から1次審査で入選した一般の部15点、高校の部15点のうち、一般の部上位5点、高校の部上位6点について調理と試食審査を行った。彩の国黒豚のほか、県産の鶏卵や野菜を使用したご飯に合う主菜や高校生向きのバランス弁当をテーマにした。
 2次審査では、調理の様子や味のほかに、持続可能な開発目標(SDGs)を意識した工夫などの項目が評価され、参加者たちが腕を振るった。

 料理名「Tomates farcies~彩り野菜のガーデン風~」を作り、一般の部で最優秀賞となる学長賞を受賞した桶川市の田口拓路さん(20)は、「トマトは肉との相性も良いし、見栄えも良くなるのではないかと思っていた。これからも積極的に県産野菜を料理に取り入れたい」と喜んだ。

一般の部・田口拓路さんの最優秀作品

 

 料理名「午後も元気に頑張れるたんぱく質弁当」で高校の部学長賞を受賞した国際学院高校3年の荻野蒼空さん(17)は「(学長)賞を頂けると思ってなかった。お肉に梅を入れたり、砂糖としょうゆを混ぜたりして、塩味を中和させることを意識した」と語った。

高校の部・国際学院高校3年の荻野蒼空さんの最優秀作品

 

 同短大の大野博之学長は「一人一人が県産食材の魅力を引き出し、力作だった。コンテストを通じて皆さんの雄姿に触れることができるのはありがたい。今後は埼玉の魅力を料理や作品を通じて広めていただければ」と期待した。

 

=埼玉新聞2025年8月10日付け10面掲載=

 

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建学の精神「誠実・研鑽・慈愛・信頼・和睦」を柱に人づくり教育を実践。また、ユネスコスクールとして、SDGsの目標達成を期した教育にも専心しています。様々な経験を積むことで感性を磨き、知的好奇心を高められるのが国際学院です。

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