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序二段Vの豪乃若が深谷市長表敬

「将来は三役」抱負

小島進市長(前列右から3人目)を表敬訪問した豪乃若(同2人目)=15日午後、深谷市役所

 

 深谷市出身で力士の豪乃若(20)=本名根岸康介=が15日、市役所に小島進市長を表敬訪問し、7月に開催された大相撲名古屋場所の序二段で優勝したことを報告した。豪乃若は「皆さんの応援や支えがあったから優勝できた。今後は幕下に上がって十両に昇進し、将来的には三役になりたい」とさらなる飛躍を誓った。
 身長177㌢、体重130㌔の豪乃若は埼玉栄高校相撲部を経て武隈部屋に入門。2022年九州場所の前相撲で初土俵を踏み、翌場所から2場所続けて勝ち越した。最高位は三段目47枚目で、生涯戦歴は7月時点で55勝43敗14休(17場所)。今年2月に右肩関節唇の手術を受けて、春、夏場所を全休したが、名古屋場所では7戦全勝同士の優勝決定戦で取り直しの末、寄り切りで勝って初優勝した。
 表敬訪問には市立八基小学校時代の担任や校長などの恩師たちも駆け付けた。恩師たちは「やんちゃだったけど、優しい子だった」「卒業した時には一番いい返事だった」などと教え子の成長ぶりに目を細めた。小島市長も「市民にとっても誇りで、さらに上を目指して頑張ってもらいたい」とエールを送った。
 豪乃若は小学校時代からテレビで見た武隈親方(元大関豪栄道)に憧れ、力士になることを夢見ていたという。高校1年の時に49歳だった母親が病気で亡くなっており、「一番喜んでくれたかなと思う」と語った。昨年4月の大相撲深谷場所でも凱旋(がいせん)しており、「深谷は帰ってきたらほっとする場所で、野菜もおいしい」と笑顔を見せていた。

 

=埼玉新聞2025年8月17日付け11面掲載=

 

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