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第105回全国高校ラグビー埼玉大会 組み合わせ決定

2代表懸け34チーム激突

31日開会式

真剣な表情でくじを引く各チームの主将たち=18日午後、熊谷ラグビー場

 

 ラグビーの第105回全国高校埼玉大会(埼玉新聞社など後援)の組み合わせ抽選会が18日、熊谷ラグビー場で行われ、出場34チーム(44校)の対戦カードが決まった。今大会は記念大会のため埼玉の代表は1枠増の2校となる。第1、2の各地区に分かれて、トーナメントを実施。各地区の優勝チームが全国高校大会(12月27日~来年1月7日・花園ラグビー場)に出場する。
 関東大会県予選の4強がAシード(第1~4)となった。第1地区には関東大会県予選を制した第1シードの昌平、同4位の第4シード本庄第一が入った。第2シードで2年ぶりの頂点を狙う川越東、第3シード熊谷工は第2地区になった。
 Bシード(第5~8)は、国スポ予選少年の部の4強が入った。優勝した第5シード熊谷、同4位の第8シード早大本庄が第1地区。準優勝した第6シード慶応志木と同3位の第7シード浦和が第2地区となった。
 開会式は31日、午前10時から熊谷ラグビー場で開催。選手宣誓はくじ引きにより、滑川総合の吉田光太主将に決定した。今大会は開会式を含め、全試合有観客で実施する。決勝は11月15日、第2地区が午後0時5分、第1地区が午後1時35分から行われる。準決勝から有料試合となり、入場料は一般千円、高校生以下は無料。

 

第1シード 昌平

成長著しく 再び4冠へ

 昨季に県内大会4冠を達成した昌平が、今季も最後の1冠を狙う。新人大会、関東大会県予選、7人制埼玉大会は接戦をものにする勝負強さを発揮。船戸監督は「2校代表は関係なく、4冠達成の目標に向かってやっていく」と冷静に話した。
 今季、飛び抜けた選手は不在。それでも練習を重ねるたびに著しい成長を感じさせる。中心となる3年はフランカー宮元、ナンバー8但木が柱。プロップ川端、FB宮本も力がある。新戦力の1年SO神山が正確なパスで試合を動かしたい。

 

第2シード 川越東

攻守盤石で頂点目指す

 一昨年の秋を最後に県内大会の優勝から遠ざかっている川越東が2年ぶりの花園を狙う。全国出場枠を懸けた戦いに望月監督は「(2枠と思わず)頂点を取るつもりで戦う」と今大会への強い思いをのぞかせた。
 ボールを動かし、左右に広く展開しながら敵陣に攻め込む。密集に強く推進力もあるプロップ竹山が攻撃をけん引。CTB谷川が自慢の足で失点の芽を摘み、SO岡部が盤面をコントロールする盤石の布陣で第2地区の頂点まで上り詰める。

 

第3シード 熊谷工

29大会ぶり出場へ覚悟

 前回大会準優勝の熊谷工が29大会ぶりの花園出場を狙う。第2地区には新人大会、関東大会県予選でともに惜敗した第2シード川越東が入った。橋本監督は「2校代表も決して甘くない。花園を目指し、覚悟を持って臨みたい」と力を込めた。
 チームの要はゲーム主将のCTB冨田とナンバー8伊藤。1年時から主力を担う冨田は体重70㌔半ばながらタックルが強力。闘志むき出しのプレーで仲間をけん引する。伊藤はラインアウト技術が抜群。高いハンドリング力で試合を組み立てる。

 

第4シード 本庄第一

勝負の年で台風の目に

 県予選で4位となり、初の関東大会へ駒を進めた本庄第一が今大会の台風の目となる。就任5年目の新井監督は「昌平を倒すためにこれまでやってきた。ここが勝負の年。生徒の成長も感じ、チャンスをものにしたい」と気合十分だ。
 夏を迎え、力のある3年と1年のフレッシュさがうまく融合した。ナンバー8須山、WTB亀田、CTB千野の経験豊富な3年3人がチームの核。バックス陣には1年が3人。SH矢野、WTB猿橋、CTB加藤の躍動が勝利の鍵を握りそうだ。

 

 

=埼玉新聞2025年8月19日付け6面掲載=

 

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