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こども食堂でカレー50食振る舞うー鴻巣女子高校

カレーなどを提供する県立鴻巣女子高校の生徒たち=20日、鴻巣市吹上富士見の吹上児童センター

 

 県立鴻巣女子高校の生徒が20日、鴻巣市吹上富士見の吹上児童センターで、夏休み出張こども食堂を開いた。カレーや大豆の甘辛煮、寒天みかんゼリーを約50食分作り、振る舞った。6日には鴻巣児童センターでも開いており、おなじみ。「おいしい」と大好評だった。
 同校は市と包括連携協定を結んでいて、出張こども食堂はその一環。「にっこにこ食堂」と命名し、今回は1~3年生6人が料理を担当した。今回も市民などからの食材の提供があり、コロッケやスイカなども差し入れられた。
 同校2年生の伊藤芽泉(めい)さんは「カレーは普段、家でも作る。いつもは辛口ですが、今回は子ども向けで、甘口カレー。甘さの調整が難しかった。料理は楽しい。喜んで食べてくれ、うれしい」とにっこり。生徒たちは笑顔で料理を提供した。
 少年野球吹上ライナーズの外野手、小学6年生の三浦朝陽さん(11)は「4人で食べに来た。カレーがおいしかった。市長(並木正年市長)が豆と一緒に食べるといいよと言ってくれたので、豆カレーでも楽しんだ」と話した。
 市こども未来部の小林宣也部長(59)は「鴻巣女子高校と市による『夏休み出張こども食堂』は初の取り組み。2日間とも大好評で、喜んでいる。夏休みだけでなく、冬休みもやる予定。来年以降も続けたいと思う」と話し、生徒たちの頑張りに感謝した。

 

=埼玉新聞2025年8月22日付け10面掲載=

 

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