男子68校、女子42校が火花
男子第76回、女子第37回全国高校駅伝県予選(埼玉新聞社など後援)は4日、男子68校、女子42校が参加して開催される。熊谷スポーツ文化公園陸上競技場および周辺の特設コース(男子7区間42・195㌔、女子5区間21・0975㌔)で行われ、号砲は男子午前10時、女子午後1時30分。男女とも優勝校が全国高校駅伝(12月21日・京都)、上位6校が関東高校駅伝(11月22日・熊谷)の出場権を獲得する。全国の切符を懸けた熱戦の見どころを探った。
男子
埼玉栄9連覇へ盤石
 男子は今年も埼玉栄が総合力で一歩リードし、9連覇へ向け視界良好。2年連続準優勝の武蔵越生に、東農大三、花咲徳栄が連覇を阻止できるか。
 埼玉栄は昨年の全国高校駅伝を走った2年生の馬場に期待が懸かる。
5000㍍の自己タイム13分56秒15をマークし、持久力とスピードを備える。昨年2区(3㌔)で区間賞を獲得した根ケ山も安定感抜群で遜色ないメンバーをそろえた。
 武蔵越生は前回の経験者が3人残った。エースと呼べる選手こそ不在だが、総合力で勝負する。竹多、石岡ら5000㍍14分台の選手が6人メンバー入り。唯一の1年生臼井の粘り強い走りも魅力だ。
 東農大三はエース大藪、成長著しい川辺らを中心に1区から勝負をかける。花咲徳栄は栗林の走りが生命線、安定感のある吉田、金子が支える。そのほか、西武文理、春日部、坂戸西など上位争いに注目だ。
女子
埼玉栄 抜群の総合力
 女子は3連覇を目指す埼玉栄が総合力で抜け、前回準優勝の春日部女、王座奪還に燃える昌平が追走する形になりそうだ。本庄第一、川口市立も上位進出を狙う。
 埼玉栄は昨年1区で区間賞のエース福山の成長が著しい。3000㍍9分8秒87の自己記録を持ち、逆境に強い。800、1500㍍の中距離を得意とする2年生の松浦はスピード抜群。両者を中心に盤石な態勢でレースに臨む。
 春日部女は3年生1人の若いチーム。飛び抜けた選手こそ不在だが、昨年のレースを経験している荒井は7月の全国高校総体の5000㍍競歩で6位入賞するなど持久力に自信を持つ。2年生との結束力も強い。
 昌平は2年生主体のチームとなり、昨年のメンバー中村がけん引する。本庄第一は個人種目で関東大会に出場経験のあるスピードが武器の選手をエントリー。川口市立は近藤が大黒柱。坂戸西も悔れない。
=埼玉新聞2025年11月4日付け7面掲載=
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