若い力結集、市民魅了

春日部共栄高校書道部による書道パフォーマンス
春日部市内の高校8校を集めた合同文化祭「アオハル祭」が8日、春日部市役所で開かれた。市制施行20周年記念イベントの一環として市が主催。若い力が集結してダンスや音楽の発表、美術展などが行われ、来場者を魅了した。
「青春」を由来とするアオハル祭は高校生たちの日頃の活動の成果を市民に発表し、春日部の魅力を発信しようと初めて企画。春日部共栄、春日部工業、春日部、春日部女子、春日部東、庄和、松栄学園、松実高等学園の8校から200人以上が参加した。
春日部共栄書道部は、屋外のまちなかひろばで部員10人による書道パフォーマンスを披露した。大勢の市民らが見守る中、縦2㍍横4㍍の用紙に春日部の過去と未来をつなぐメッセージを記し、最後に大きな「継承」の文字を書いて完成。部長で2年生の加藤宏和さん(17)は「校外でパフォーマンスをするのは珍しく、とても緊張した。背景の装飾も含め、うまくいって良かった」と汗を拭った。

春日部工業高校機械科電車班によるミニ鉄道の乗車体験会=8日午前、春日部市役所
ロータリーで東武鉄道の特急「スペーシアX」のミニ鉄道模型の乗車体験会を催したのは、春日部工業機械科電車班。授業の課題研究で製作した8・4分の1の模型は子どもたちの人気を集めた。メンバー16人のリーダーを務める3年生の谷颯真さん(18)は「多くのお客さんに喜んでもらい、参加して良かった。ほかの高校の活動も見られて、新鮮味を感じる」と笑顔。
このほか絵画や写真、書の展示、吹奏楽演奏やメタバース(仮想空間)体験、各校のPRを兼ねた学校説明会なども行われた。子ども2人と来場した市内の主婦(43)は「子ども向けのイベントも多く、楽しい時間を過ごせた。来年もぜひ開催してほしい」と継続を望んだ。
=埼玉新聞2025年11月11日付け10面掲載=
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