受験の専門家講演

高校入試の仕組みについて話す教育ジャーナリストの梅野弘之氏=さいたま市見沼区の市立七里中学校
埼玉新聞「教育セミナー」が、さいたま市見沼区の市立七里中学校で行われ、教育ジャーナリストの梅野弘之氏が生徒や保護者を対象に「受験対策と高校選び」をテーマに講演した。同校PTA主催。
当日は同校1~3年の生徒と保護者約50人が参加。梅野氏は「入試に必要な情報は埼玉県教育委員会のHPに掲載されているので必ず確認すること」とした上で、令和9年度入試から変更になる公立高校入試の仕組みや今後の勉強方法について説明した。
梅野氏は「現在の中学2年生が受験する令和9年度入試から調査書の様式変更や面接の実施、マークシート方式の導入など変更点があるが、重要なのは従来通り学力検査の結果と調査書点」と指摘。そして「学校の中間・期末テストを頑張り、3年生は入試本番で一点でも多く取るため過去問で出題の内容や傾向を知ってほしい」と過去問学習の重要性を説いた。その学習方法についても具体例を挙げて説明した。
その後は質疑応答の時間も設けられ、保護者から「親が模擬試験の結果や判定に一喜一憂しがち。どうすればいいのか」などの悩みに答えていた。
=埼玉新聞2025年11月21日付け12面掲載=
埼玉新聞「教育セミナー」
埼玉県の教育をよりよいものに―。埼玉新聞社が県内公私立中学校へ出張セミナーを承ります。講師は埼玉県高校入試の第一人者の梅野弘之氏。進路希望、県内入試事情など、多様なテーマに対応します。講演の模様は、後日、埼玉新聞に掲載されます。
カテゴリー
よく読まれている記事