
大野元裕知事も出席した県立松山女子高校の創立100周年記念式典=22日、東松山市六軒町の東松山市民文化センター
本年度で創立100周年を迎えた県立松山女子高校(東松山市和泉町)は22日、記念式典を同市六軒町の東松山市民文化センターで開いた。来賓として、大野元裕知事や東松山市の森田光一市長、地元や近隣地域の県議、歴代校長などが出席。全校生徒や教職員も含め約1200人で、100年の節目を祝った。
同校は、1926年に松山町立松山実科高等女学校として開校。49年に県立に移管し、現在に至っている。卒業生はこれまで2万6千人を超えている。
式典では、大野知事が「伝統と誇りを胸に、地域の期待に応え、時代をたくましく生き抜いていく人材の輩出を引き続き期待したい」と祝辞を述べた。黒田勇輝校長は、式辞で生徒たちに「先輩たちが100年間、この地で築いてきた地域との関係性をさらに発展させ、自らを磨き、凛(りん)として輝く人材に成長してほしい」と話した。
また、社会学者で東京大学名誉教授の上野千鶴子さんが「これからのあなたが出ていくのはどんな社会か」をテーマに記念講演も行われた。日本の女性たちが置かれている厳しい現状について語り、生徒たちにエールを送った。筝曲部や空手道部などによるアトラクションも行われ、式典に華を添えた。
=埼玉新聞2025年11月23日付け15面掲載=
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学校の特徴~学校からのメッセージ2025~
今年で創立100年を迎える松山女子高校は、「勤勉・自治・礼儀」を校訓とし、伝統を継承しつつ、さらなる発展に向けて一歩一歩進んでおります。本校生徒の制服の美しい着こなしや朗らかな挨拶は、来校される方の気持ちもほっとさせてくれます。「社会で活躍する『凛として輝く』女性を育て、地域の期待に応える進学校」を本校の目指す学校像として掲げています。
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