
完成した絵を囲み記念撮影をする大河小学校の児童と小川高校の生徒ら=小川町腰越
新たに開通予定の小川町腰越の環状1号線の道路上で19日、「お絵描きイベント」が行われた。地元の県立小川高校美術部の生徒9人がデザインした下描きに、同町立大河小学校の6年生(27人)らが仕上げた。児童・生徒は「楽しかった」「良い記念になる」と喜んでいた。

お絵描きをする大河小学校の児童と小川高校の生徒ら=小川町腰越
環状1号線は東松山県土整備事務所が整備している都市計画道路。国道254号線と一体となって、同町の東武東上線小川町駅を中心とした市街地を環状に迂回(うかい)する延長6・6㌔。すでに4㌔が開通。現在、残り2・6㌔のうち、1・3㌔の整備が進められ、今年度末に開通の予定。
今回、開通前に「環状1号線により親しみをもってもらおう」と同町都市政策課が企画した。イベントは県道熊谷小川秩父線交差点と槻川に架かる新橋の間で実施した。
この日は児童と生徒らが協力しながら自動車に乗った県と小川町のマスコットキャラクター「コバトン」と「星夢(すたむ)ちゃん」が環状1号線の開通を祝う姿などを、数種類のチョークを塗って仕上げた。この後、児童たちは「将来の夢」にちなんだ絵を思い思いに描いていた。絵は舗装工事までブルーシートで覆い保護するという。お絵描きを見守っていた島田康弘町長は「高校生が地域とともに歩む姿勢は大変心強く、小学生は、ここに絵を描くことで、町の道への愛着を育んだのでは」と話した。
また、お絵描きイベントは、小川高校グローカルメディア研究部が取材・撮影、作成した動画(DVD)を開通式典で放映、参加した児童には記念品として配布の予定という。
大河小の児童は「(クラスの)仲間や高校生たちと協力しながらお絵描きができて、楽しかった。(卒業前の)良い思い出になった」と話した。
小川高美術部の小野寺彩部長は「楽しかった。絵は(道路の中に)消えずに残ると聞いているので、良い記念になった」と話していた。
=埼玉新聞2025年11月26日付け13面掲載=
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