日本高野連は12日、第98回選抜高校野球大会(来年3月19日から13日間・甲子園)の21世紀枠候補の9校を発表し、関東・東京地区候補に上尾高校が選出された。埼玉県の推薦校が地区候補校となるのは第88回大会の同校以来、10年ぶり2度目。来年1月30日の選考委員会で選抜に出場する2校が選ばれる。
上尾高校は今年の県秋季大会で4強に進出し、準決勝でも浦和学院と接戦を演じた。春夏合わせて7度の甲子園出場を誇るが、1984年を最後に遠ざかっている。今回21世紀枠に選出されれば42年ぶりの甲子園、44年ぶりの選抜出場となる。
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地区候補校で表彰

部員の前で記念盾を掲げる森田佑樹主将(左)と県高校野球連盟の斎藤明博会長=15日午後、上尾市の同校
日本高校野球連盟と毎日新聞社は15日、第98回選抜高校野球大会(来年3月19日から13日間・甲子園)の21世紀枠関東・東京地区候補校に選ばれた上尾の表彰式を同校で行った。森田佑樹主将は「より一層、気を引き締めて練習に励む」と意気込んだ。
大会関係者、学校関係者らや野球部の全部員45人が出席。記念盾が毎日新聞社の伊藤直考さいたま支局長から県高校野球連盟の斎藤明博会長に手渡され、その後、チームを代表して森田主将に送られた。
県の高校が21世紀枠の関東・東京地区候補校となるのは10年ぶり2度目で、前回も上尾だった。森田とともに主将を務める国井蒼太は「率直にうれしい。後はもうやるべきことをやるだけ」と笑顔を見せた。
来年1月30日の選考委員会で、地区候補校9校の中から選抜に出場する2校が決定。高野和樹監督は「一生懸命やることはどこにも負けない。そういうところで多くの人に応援されている」と言葉に力を込めた。
=埼玉新聞2025年12月13日付け1面、16日付け7面掲載=
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学校の特徴~学校からのメッセージ2025~
「文武不岐(ぶんぶわかたず)」「自主自立(じしゅじりつ)」の校訓のもと、勉強や部活動、学校行事に全力で取り組む生徒が多い学校です。部活動では、陸上競技部やワンダーフォーゲル部がインターハイに2年連続出場するとともに、ソフトテニス部やバレーボール部等も関東大会に出場するなど、多くの部活動が活発に活動しています。また、国公立大学や難関私立大学に進学する生徒も増えつつあり、着実に進路実績が伸びています。
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