
狭紅茶の試飲を来場者に勧める高校生=13日午前、川越市連雀町
川越産の茶葉を使った和紅茶「河越紅茶」や海外の紅茶などを取り扱う紅茶の店舗、農家などが参加する「川越紅茶フェスティバルin連馨寺」が13日、川越市連雀町の連馨寺で開かれた。同フェスティバル実行委員会と「川越紅茶館coeur a coeur(クーラクー)」が主催し、5回目を迎えた。
会場の境内には河越紅茶や、狭山茶の生産農家による「狭山紅茶」、本場スリランカから輸入された紅茶などがブースに並び、来場者は試飲を楽しんだり紅茶を買い求めたりしていた。紅茶にちなんだスイーツや雑貨も販売された。
県立狭山工業高校(狭山市)のブースでは、生徒が茶摘みや発酵の作業を手がけ完成させた「狭紅茶」が紹介された。
狭紅茶を巡っては近隣の学校との連携による「狭紅茶プロジェクト」が展開されており、プロジェクトに参加する県立所沢商業高校(所沢市)の生徒も接客に当たった。狭山工業高3年の長沢風芽さん(18)は「(来場者からは)『飲みやすい』と言ってもらえている。喜んでもらっている姿を見てうれしい」と語る。
クーラクーの吉田幸果代表は「川越から埼玉のお茶を、紅茶に特化しつつアピールしたい」と話していた。
=埼玉新聞2025年12月18日付け7面掲載=
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