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ビジネスプラングランプリで川越工業高生2人受賞

受賞した佐藤麗奈さん(中央左)と千葉紫月さん(同右)ら=11日午後、川越工業高校

 

 日本政策金融公庫は11日、高校生ビジネスプラングランプリでベスト100に選出された川越工業高校の生徒2人に表彰状とメダルを授与した。
 グランプリは起業を増やし、活力あふれる日本にしていくために若者の創業マインド向上を目指して実施し今回で13回目の開催となり、応募は全国639校から5640件あった。
 受賞者は3年の佐藤麗奈さんと千葉紫月さん。思わず外したくなるペットボトルラベル「リサイクルル」を考案した。「リサイクルル」は、環境問題を意識した発明。「環境に優しい素材でペットボトルラベルを作れないだろうか」と考え、PLA樹脂を使ったラベルを制作した。
 「リサイクルル」は特許取得済み。ビジネスプランでは、特許ライセンスを利用した収益構造も発表した。
 佐藤さんは「『リサイクルル』を商品に反映させることで終わるのではなく、原点である環境問題にも意識を持ってもらえればうれしい」と語った。
 現在は「リサイクルル」の周知にも力を入れる。千葉さんは「ラベルにQRコードを付け、リサイクルルの動画を見られるようにしたい」と述べた。同社川越支店の加藤謙一支店長は「今回の受賞で自信がついたと思う。夢を実現するために頑張ってほしい」とエールを送った。
 同グランプリのベスト100は同校のほか、狭山工業高校が受賞、セミファイナリスト賞はさいたま市立大宮国際中等教育学校が受賞している。

 

=埼玉新聞2025年12月22日付け11面掲載=

 

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学校の特徴~学校からのメッセージ2025~

本校は、明治41年の開校以来、埼玉県で最も伝統と歴史のある工業高校として、常に工業界をリードする人材を育成してきました。「誠実・勤勉・創意」という校訓のもと、心と体を鍛え、技術を磨き、将来の夢を実現するための第一歩を踏み出せる学校です。令和8年度からは、就職や進学など多岐にわたる進路選択が可能な新たなカリキュラムを導入します。また、部活動も盛んで、全国大会や関東大会に出場する部が複数あります。

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