2026年1月28日配信
日々の努力を大切にする進学校
キーワードは文武両道と学習集団

1月24日、蕨高校にて、第4回学校説明会が開催されました。第1部は中学3年生向け、第2部は中学1・2年生および教育関係者向けに実施されました。特に、第2部は中学3年生になる前の早い時期から学校選びの意識を高め、中学生活の励みになることを目的に企画された説明会でした。
◆県立高校の魅力と「授業を見ること」の大切さ
はじめに、小川剛校長より、蕨高校をはじめとする県立高校の魅力についてのお話がありました。
埼玉県には、県立高校131校と市立高校5校があり、入試は1回の選抜で行われます。普通科や外国語科をはじめとする多様な学科が設置されており、幅広い進路選択が可能です。学校選びに迷うこともありますが、学校ごとに特色ある取り組みが行っている点が、公立高校の大きな特徴であると説明されました。
県教育委員会による支援体制としては、オンライン連携講座により他校の授業を受講できる仕組みやグローバル教育総合推進事業の紹介がありました。今年度は1名の生徒がシンガポールへ派遣されるなど、国際的な取り組みも進められています。また、教員の人事異動を通じた授業改善や、部活動・教科ごとの交流の多さも教育の質を高める要因として挙げられました。
蕨高校については、「ぜひ実際の授業の様子を見てほしい」というメッセージが強調されました。授業内容や学校の雰囲気は、説明を聞くだけでなく、教室に足を運ぶことでより具体的に感じ取ることができるからです。蕨駅・南浦和駅から徒歩圏内で、バス利用なら約5分と通学のしやすさについても紹介されました。
なお、現在の中学2年生から入試制度が変更され、すべての高校で面接が実施されますが、蕨高校では短時間の面接で大きな差がつくことがない設計となっています。だからこそ、日頃の学習を大切にし、入試本番に臨んでほしいという言葉で締めくくられました。
◆目指す学校像・蕨高校ビジョンと学科の特徴
続いて、戸田眞栄教頭より、蕨高校の概要の説明があり、同校の魅力が紹介されました。目指す学校像は「生徒の進路希望を実現する文武両道の進学校」です。生徒の特徴として、目標に向かってコツコツと努力を重ね、勉強・部活動の双方に全力で取り組み、他者を思いやりながら集団の和を大切にする点が挙げられました。
「文武両道」と「学習集団」を柱とする「蕨高校ビジョン」のもと、普通科では基礎・基本を徹底し、国公立大学入試に対応できる力を養成し、3年次には少人数クラスでの指導が行われます。外国語科では、外国語関連科目が全体の約3分の1を占め、ドイツ語・フランス語・中国語といった第二外国語の選択も可能です。各学年1クラスのみということもあり、学年の結束が強い点も特徴です。
◆身近な国際交流と70年の伝統
グローバル教育では、ネイティブのALTが2名配置され、12日間のオーストラリア短期派遣や留学生との交流など、生徒にとって「身近なグローバル」を体感できる環境が整っています。一方で、70年にわたる伝統も大切にされており、林間学校や卒業生との交流を通して、先輩から後輩へと学びのバトンが受け継がれています。
◆手厚い進路指導と文武両道の実践
進路指導では、長期休業中の講習に加え、平常時の補講や朝の教室開放など、日常的な学習支援体制が整えられています。こうした取り組みの成果として、国公立大学や難関私立大学への合格者数は年々増加しており、現役進学率も高い水準を維持。個別面談や模試結果分析を通して、一人ひとりに寄り添った進路指導が行われています。
部活動も盛んで、運動部・文化部ともに活発。学校行事や部活動を通じて築かれる仲間との絆が、学習面での支え合いにもつながっています。
◆令和9年度の入試制度について

続いて、令和9年度入試についての説明がありました。ポイントは、各学校の選抜実施内容には「学校からのメッセージが込められている」という点です。蕨高校のメッセージは「コツコツ努力できる生徒を評価します」というものです。
このメッセージは、現在の生徒像を踏まえ、育成方針に沿って設定されています。学力検査では、国立大学を目指す生徒が多いことから、数学と英語では、学校選択問題を実施します。調査書では中学3年生の成績を重視し、新たに実施される面接では集団面接を予定しています。学力検査・調査書・面接をすべて合わせて、日々の学習の取り組みを評価できる仕組みになっています。
説明会を通して、蕨高校が大切にしているのは「学ぶ場所」と「共に過ごす仲間」であることが伝わってきました。高校3年間で、理想の将来と最高の仲間を得たいと考える受験生にとって、蕨高校は魅力ある選択肢の一つといえるでしょう。 (文 山本直登)
=「埼玉新聞社 高校受験ナビ」オリジナル記事=
サイト内の蕨高校の基本情報は→こちら
学校の特徴 ~学校からのメッセージ2025~
・普通科では1・2年次に広く様々な科目を学び基礎の徹底を図る。3年次から理系・文系の類型を選択し、少人数学級編成によりきめ細やかな指導を徹底する。・外国語科では、専門学科の授業を多く設置、3年間を通して少人数の英語の授業があり国公立大学を目指すことができる。また、2年次から第二外国語(フランス語、ドイツ語、中国語のいずれか)を学習する。・2学期制及び土曜授業実施による授業時間の確保を図っている。
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