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花咲徳栄6年ぶりセンバツ

徳栄 6年ぶりの春

補欠校に浦学、上尾出場ならず

 第98回選抜高校野球大会(3月19日開幕・甲子園)の出場32校を決める選考委員会が30日、大阪市内で行われ、一般選考で花咲徳栄が選出された。甲子園出場は2024年の夏以来14度目。春は6年ぶり6度目となる。秋季関東大会8強の浦和学院と、21世紀枠候補に選ばれていた上尾は選出されなかった。
 花咲徳栄は絶対的エース黒川の力投と、1番から9番まで切れ目のない打線で秋の県大会の頂点に立った。関東大会では1回戦で10得点、準々決勝でも10得点を挙げるなど打線が爆発し勝ち上がった。13年ぶりに進出した決勝では山梨学院に敗れたものの、準優勝の実績から選抜への選出は確実視されていた。
 組み合わせ抽選会は3月6日に行われる。

 

6年ぶり6度目の選抜大会出場を決め、喜ぶ花咲徳栄の選手たち=30日午後、加須市の同校

 

甲子園が楽しみ チーム一丸協調

エース・黒川

 昨秋の県、関東大会でエースとしてチームをけん引した黒川は「甲子園が楽しみ。日本一を狙っている。選抜で150㌔を投げたい」と目標を掲げた。
 最速145㌔の速球が武器。3種類の変化球を使い力で押す。スタミナも十分で、さらに球速を上げようと腰の回転を意識して投球練習に取り組んでいる。
 関東大会では1回戦から3試合連続で1人で投げ切ったが、「秋の投球内容は情けなかった。(関東1回戦の)法政二戦でコントロール、リズムが良くなかった」と自分一人の力ではなく、チーム一丸となり仲間とつかんだ選抜切符を強調した。

 

勇気届ける初Vを

 昨年の秋季関東大会で準優勝し、選抜大会出場が確実視されていた花咲徳栄が順当に選ばれた。2017年夏の覇者が6年ぶりに挑む選抜大会で初の紫紺の優勝旗を狙う。岩井監督は「先生方や保護者の皆さまに良い報告ができる。皆さんに勇気を与えられるよう戦う」と表情を引き締めた。
 選抜大会出場が決まると、選考委員会のライブ配信を見守った関校長、岩井監督、村上部長の3人が安堵(あんど)の表情を見せた。授業を終えた部員たちは制服姿で中庭に集まり、関校長から吉報を受けると自然と頬を緩ませた。
 昨秋はエース黒川の好投と活発な打線がかみ合い、巧みな試合運びで県大会を制した。関東大会では1回戦で法政二(神奈川)に9点差を逆転しての勝利で勢いに乗り決勝に進出。山梨学院に敗れた決勝では守備のミスなど課題も浮き彫りになった。
 前回選出されたのは2020年の第92回大会。だが、新型コロナウイルスの影響で同大会は中止となり、同年8月に同大会選出校による交流試合を甲子園で行った。平時での大会に出場するのは10年ぶりとなる。
 これまでの最高成績は初出場した03年の8強。13年の浦和学院以来、県勢3校目の頂点を見据える。主将の本田は「出場が決まりほっとしている。長打力が強みなので選抜で生かしたい。一丸となって戦う」と気合を入れた。

 

巻き返しを誓う

 昨年の秋季関東大会に埼玉代表として出場し、ベスト8に進出した浦和学院だったが、2022年以来の吉報は届かず補欠校となった。
 学校関係者らと見守った森監督は、落選が決まると顔を手で覆い悔しがった。「関東で上位との力の差を感じた。選ばれなかった時こそ真価が問われる」と話し、グラウンドで練習していた選手たちに伝え、春以降の巻き返しを誓った。主将の蜂巣は「自分たちは県でも関東でも敗れ、何も成し遂げていない」と結果を受け入れ前を向いた。

 

一戦一戦を全力で

大野元裕知事の話

 花咲徳栄高等学校の皆さん、選抜高等学校野球大会への出場決定、誠におめでとうございます。甲子園では、埼玉県代表校としての自信と誇りを胸に「紫紺の優勝旗」を目指し、一戦一戦を全力で戦い抜いてください。県民の皆さまと共に心から応援しております。

 

夏に向け「始まる」

 10年ぶりに21世紀枠候補校となり、部員45人と教員、OB、保護者ら25人が固唾(かたず)をのんでライブ配信を見守ったが、上尾の名前は呼ばれなかった。それでも高野監督は「(候補校に)選ばれてからの約2カ月、みんな立派だった」と部員たちを励ました。
 出場校の発表が終わり、会議室を後にする選手たちの中に下を向いている者はいなかった。主将の森田は「ここで終わりというよりは、始まったという感覚。夏は必ず甲子園に行けるように頑張る」と前を見据えた。

 

=埼玉新聞2026年1月31日付け1面、7面掲載=

 

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