埼玉新聞社 高校受験ナビ

1、2年生対象学校説明会・参加レポート 春日部高校

2026年2月16日配信

「自分に合う一校」を見つけよう

校長が語る「AI時代に必要な力」と令和9年度入試のポイント

 

 

 2月7日、県立春日部高校 において、1、2年生を対象とした学校説明会が開催されました。当日は多くの中学生と保護者が来場し、同校の教育理念や学校生活、今後の入試制度について理解を深める機会となりました。

 

「納得できる学校選びを」校長先生からのエール

 説明会の冒頭では、角坂清博校長から、挨拶と学校概要の説明がありました。角坂校長はまず、「ぜひ自分に合った学校を見つけてほしい」と参加者に語りかけました。現在は多様な学校から進学先を選べる時代であり、その中から自分に合う一校を選ぶことが大切だと述べました。そのうえで、「高校は、単に勉強する場所ではなく、3年間の青春を過ごす場所です。学習だけでなく、仲間と過ごす時間や経験も含めて、自分が納得できる学校を選んでほしい」と、進路選択に向けた考え方を丁寧に伝えました。

 続く学校概要の説明では、在校生の92.8%、保護者の96.6%が春日部高校に満足しているというアンケート結果が示されました。この結果を踏まえ、「現状に満足するのではなく、これからの社会を見据えて、学校として何を目指すのかが大切です」と述べ、同校の教育の方向性について説明しました。

 

AI時代を生き抜く「情報編集能力」とリーダーシップ

 人口減少やグローバル化の進展、多様性の拡大、デジタル化社会の到来、そして人生100年時代といった社会の大きな変化の中で、人間の力とAIの役割が次第に分かれていくと語りました。データ処理や知識の蓄積はAIが担う一方で、リーダーシップの発揮や倫理的判断、他者と協働しながら意思決定を行う力は人間にしかできないものであり、そうした力を高校段階から意識的に育てていく必要があると強調しました。

 また、これからの時代は一つの職業を定年まで続けるのではなく、生涯で複数の仕事に就くことが一般的になると説明しました。若者の仕事観も変化しており、これまで重視されてきた「情報処理能力の速さ」から、情報を取捨選択し、再構成して新たな価値を生み出す「情報編集能力」へと求められる力が移ってきていると述べました。その力を育てるために、アントレプレナーシップ教育が重要であることも示されました。

 

文武両道の伝統とICT活用が生む「教養主義」

 春日部高校は「文武両道」「質実剛健」をスクールミッションに掲げ、広い教養を基盤に社会を牽引するリーダーの育成を目指しています。自主性やチャレンジ精神を重視する校風に加え、男子校ならではの強い団結力や仲間意識も特徴です。ICT面では令和2年度からiPadを導入し、学習環境の充実を図っています。

 教育課程では教養主義を大切にし、1、2年生は共通カリキュラムで文理や芸術をバランスよく学び、3年次で文理分けを行います。これは、大学進学後やその先の人生までを見据えた人材育成の考えに基づくものとのことでした。

 

 

【最新情報】「令和9年度入試」の変更点

 続いて教頭からは令和9年度入試についての説明が行われました。現在の中学2年生が対象となる令和9年度入試は、令和9年2月25日に学力検査、26日に面接が実施される予定です。春日部高校の面接は個人面接形式で、「マイボイス」と呼ばれる簡単な自己紹介を行い、その内容に基づいた質疑応答が行われます。学力検査は約9割がマークシート方式、約1割が記述式となり、国語の作文は廃止されます。

 春日部高校では数学・英語で学校選択問題を導入し、第2次選抜では学力検査をより重視する方針が示されました。

 

圧倒的な熱量!生徒が主役の学校生活を体感

 説明会の最後には、吹奏楽部と応援指導部による発表が行われました。

 生徒たちは、自由な雰囲気の中で行事を主体的に運営している学校生活や、男子校だからこそ本気で取り組める行事の魅力を紹介しました。文化祭には約1万2000人が来場し、生徒中心の運営と特色ある企画が多くの人を引きつけているとのことです。締めくくりの校歌斉唱では、力強い歌声が会場を包み、説明を聞くだけでは伝わらない春日部高校の一体感や迫力を、来場者が実際に体感する場面となりました。(文・根岸孝之)

 

=「埼玉新聞社 高校受験ナビ」オリジナル記事=

 

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学校の特徴~学校からのメッセージ2025~

夢が進化する第一幕、それが春日部高校。百二十六年を超える歴史と伝統を持つ男子校。校訓「質実剛健」、教育方針「文武両道」を実践し、広く社会で活躍できるリーダーを育てる進学校。生徒が主体的に深く考え、アウトプットする力を身に付けることにも力を注いでいます。教科「情報」を含め大学入学共通テストの対策はもちろん、国公立大学や難関私大の個別入試や記述、論述問題に対応した授業を行っています。

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