災害時の支援を考える
さいたま市内約50の子ども食堂で構成される「さいたま市子ども食堂ネットワーク」は5日、高校生向けの災害時ボランティア養成講座を初開催した。高校生35人が参加し、災害時の支援について考えた。

新聞紙で皿を作る高校生たち=5日、さいたま市大宮区のエムズスクエア
さいたま市子ども食堂ネットワークは、能登半島地震や八潮の道路陥没事故が発生した際に現地で炊き出しをするなど被災地支援にも力を入れてきた。「今後、起きる災害についても準備や訓練が必要と感じた」(本間香・代表理事)ことから、7月に災害支援部会を発足。若い力の発掘につなげようと、高校生向け講座の開催を決めた。
高校生らはアルファ化米の作り方を学び、新聞紙での皿作りに挑戦したほか、元東京消防庁職員で現在は大宮区で子ども食堂を運営する関口和良さんの講義を聴いた。
ボランティアとして被災地に向かう際の心構えについて、関口さんは「食事や衣類を用意して持っていく。自己完結が原則」と説明。「ニュースに出なくなっても、避難所が運営されている場合はさまざまな支援が必要になる」として、長期的な視点での支援を呼びかけた。
埼玉栄高校2年の石川茉優さん(16)は「被災地の写真を見たり、新聞でお皿を作ったりすることで防災を身近に感じることができた。次の長期休みでボランティアにいきたい」と話していた。
今後も継続して高校生向けの講座などを開催していく予定で、本間代表理事は「『いつもの子ども食堂』が『もしもの時の子ども食堂』として機能することを目指し、活動を続けていきたい」と意欲を示した。
=埼玉新聞2026年9月12日付け10面掲載=
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