2020年12月14日配信
安心して入試に臨めるための措置
来春実施予定の2021年度公立高校入試で、埼玉県教育委員会が新型コロナウイルスに感染した受験生に対し、3月12日に特例の追検査を実施することを決定しました。
受験生が新型コロナウイルスに感染したり、感染の疑いがあった場合でも、安心して入試に臨めるための措置です。
2021年度公立高校入試は、来年2月26日に学力検査が実施され(一部の学校では3月1日に実技検査・面接を実施)、3月8日に入学許可候補者(合格者)が発表されます。
学力検査当日にインフルエンザ等で受検できなかった生徒に対しては、3月3日に追検査が行われます。この追検査は2年前から制度化されています。
特例の追検査は3月12日に3教科で実施
今回実施される予定の特例追検査は、従来からある追検査とは別に行われます。
従来からある追検査は学力検査の5日後に行われますが、新型コロナに感染した場合は10日程度の健康観察期間が必要であるため、学力検査と追検査の両方を受けられない可能性があります。
そこで、特例の追検査は、学力検査から2週間の間隔を置き、3月12日に行われることになりました。
特例追検査の試験科目は、国語・数学・英語の3教科で、「学校選択問題」は実施しません。
英語のリスニング試験は行われません。
合格者は募集人数の枠外で決定されます。
◆公立高校入試の日程
2月15日(月)・16日(火) 入学願書の提出
2月18日(木)・19日(金) 志願先変更期間
2月26日(金) 学力検査
3月 1日(月) 実技検査・面接(一部の学校)
3月 3日(水) 追検査
3月 8日(月) 入学許可候補者発表
3月12日(金) コロナ対応の特例追検査
なお、来年1月22日からスタートする県内私立高校入試でも、コロナ対応の特例追試験を実施する学校がありますので、志願先高校の募集要項等で確認してください。(教育ジャーナリスト・梅野弘之)
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