母集団により偏差値の出方は異なる
同じ生徒が受験しても、模擬試験によって偏差値は変わることがあります。例えば、県内のほとんどの生徒が受験する北辰テストで「偏差値70」だった生徒が、スクール21の県立御三家模試(主に最難関の県立を目指す受験生が受験する模試) を受験すると、その偏差値は55~60程度になります。最難関の国私立高校を目指す受験生が主に受験する「駿台模試」ですとさらに低い偏差値となることが多いです。
このように、模擬試験によって、受験者の母集団が大きく異なる場合、その母集団における相対的な位置を表す偏差値の出方は異なるわけです。
また、模擬試験によって問題の難易度も大きく異なります。難問に強い受験生、基礎的な問題でミスをしがちな受験生等、その学力特性によっても偏差値の出方は変わってきます。「数値」のみを見て一元的に考えるのではなく、その数値の意味を、受験者の母集団、本人の学力特性等を鑑みてとらえることが重要です。(by スクール21入試情報センター)
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