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公立入試出願情報 注目校の倍率は?

2021年2月16日配信

普通科トップは市立浦和、専門学科は大宮・理数

 公立高校入試の願書提出が行われ、各校倍率が発表されました。願書提出は16日まで、また、18・19日に志願先変更が行われるため最終倍率ではありませんが、出願一日目(15日現在)までの状況を速報としてお届けします。

 以下、全日制の志願者数及び倍率のまとめです。

 志願者の総数は3万9432人で、前年同期の4万1385人から1953人減っています。ただしこれは、中学校卒業予定者数が減少していることも考慮しなければなりません。倍率は前年同期の1.12倍から1.09倍に下がっています。

 普通科の志願者は3万134人で、前年同期の3万1105人から971人減っています。倍率は1.15倍とほぼ変わらず1.14倍となっています。

 専門学科の志願者は7678人で、前年同期の8399人から721人減っています。倍率は前年同期の1.05倍から0.98倍に下がっています。

 総合学科の志願者は1620人で、前年同期の1881人から261人減っています。倍率は前年同期の1.08倍から0.95倍に下がっています。

◆全日制普通科の倍率上位校

 市立浦和 1.99

 川口市立 1.81

 川越南  1.77

 市立川越 1.64

 大宮   1.55

 川口市立・スポーツ科学 1.48

 浦和一女 1.45

 日高・情報コース 1.43

 浦和   1.42

 所沢北  1.42

 浦和西  1.40

 南稜   1.39

 越ヶ谷  1.38

 川越   1.36

 大宮北  1.35

 蕨    1.35

 越谷北  1.33

 不動岡  1.33

 越谷南  1.32

 川越女子 1.30

 志木   1.29

 春日部  1.28

 本庄   1.27

 鳩ヶ谷  1.27

 朝霞西  1.25

 所沢中央 1.25

 伊奈学園 1.24

 春日部女子1.24

 上尾   1.23

 朝霞   1.23

 

 第2回進路希望調査(12月15日現在)では、伝統校のいくつかが1倍に達していなかったことが注目されましたが、春日部(0.99→1.28)は大きく上昇しました。熊谷女子(0.99→1.13)もやや上昇しました。熊谷(0.99→1.00)と川口北(0.89→1.00)は辛うじて定員割れ状態を脱しました。松山(0.88→0.90)は理数科が1.73倍であるため、第二希望で普通科に回る人数によっては現在のままでもぎりぎり定員を満たす状態です。松山女子(0.92→0.96)は1倍に届いておらず、志願先変更でどう動くかが注目されます。

 

◆専門学科の倍率上位校

 大宮・理数    2.68

 大宮北・理数   2.40

 川口市立・理数  2.03

 所沢北・理数   1.80

 松山・理数    1.78

 越谷北・理数   1.75

 久喜工業・情報技術 1.73

 市立川越・国際経済 1.64

 浦和商業・情報処理 1.61

 越谷南・外国語  1.58

 大宮光陵・美術  1.53

 春日場女子・外国語 1.48

 不動岡・外国語   1.45

 越谷総合技術・情報処理 1.43

 市立川越・情報処理   1.41

 川越工業・電気   1.38

 浦和工業・情報技術 1.30

 

 理数や外国語が上位に並ぶのは例年のことですが、工業系の情報技術や商業系の情報処理の人気が高いのが近年の傾向と言えそうです。

 出願は16日までです。その後、2日間の志願先変更期間があるので志願者数及び倍率が確定した時点で、まとめの情報をお伝えする予定です。(教育ジャーナリスト・梅野弘之)

 

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