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東京五輪陸上代表・鈴木碧斗選手が母校訪問-大宮北高校

卒業生初のオリンピアン 後輩へ活躍誓う

   東京五輪陸上男子1600㍍リレー代表の鈴木碧斗選手(20)=東洋大=の激励会が19日、母校のさいたま市立大宮北高校(竹越利之校長、生徒数946人)で開かれた。生徒会の主催で行われ、学年ごとに寄せ書きされた日の丸や花束を受け取った鈴木選手は「高校に入ってから記録が伸び、競技を続ける分岐点になった」とあいさつし、五輪での活躍を誓った。

生徒会による激励会に出席した東京五輪代表の鈴木碧斗選手=19日午前、さいたま市北区奈良町の大宮北高

 

 鈴木選手は五輪初出場で、大宮北高卒業生のオリンピアンは初めてという。6月の日本選手権男子400㍍決勝で3位に入賞し、代表に選出された。「3番を取ったときに、行けると思ってうれしかった。五輪は遠いものだと思っていたので、自分でも驚いている。まずは決勝進出が目標。決勝に残った中で世界を相手に善戦して、メダルを目標に頑張りたい」と話していた。
 生徒会長の3年生、長谷川文哉さん(17)は「大宮北高生にとって、非常に誉れ高いことです。コロナの影響で全てを以前の五輪と同じようにできるわけではないと思いますが、たゆまぬ努力の末に得た絶好の場で、最良のパフォーマンスを発揮できるよう後輩一同が応援しています」と激励の言葉を送った。
 恩師の同校陸上競技部顧問の大塚寿教諭(60)は「大きな大会に出場しても、そんなに緊張する選手ではない。実力はまだないけれど、勝負強さがあり、バトンを持って競ったら強い」と期待していた。
 鈴木選手は高校時代に100㍍と走り幅跳びで高校総体に出場。東洋大2年で今年5月に開かれた世界リレーで、男子1600㍍リレーのアンカーとして出場し、日本初の銀メダル、五輪出場権獲得に大きく貢献した。

=埼玉新聞2021年7月20日付け18面掲載=

 

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