同校の学習ボランティアは2回目
深谷市宿根の県立深谷高校(野本志江校長、生徒数609人)の生徒8人が市内の公民館で小中学生に夏休みの宿題をサポートしている。深谷市が公民館の空いている部屋を開放して取り組んでいる「夏宿(なつじゅク)~ル・オアシスin公民館」で、同校が学習の手伝いを申し出た。
小中学生に学習をサポートする高校生ら=16日、深谷市立深谷公民館
「夏宿~ル・オアシスin公民館」は子どもの見守りと居場所づくりを兼ねて2017年度から実施。昨年は新型コロナウイルスの感染症予防対策で中止になり今年2年ぶりで4回目。11公民館が2~4日の日程で行っている。
各公民館で学習のサポートをしているのは、各小学校で土曜日午前に行っている「がんばルーム」の地域の先生。同高校が学習ボランティアをするのは2回目で、深谷と川本公民館でお手伝いしている。
16日は深谷公民館で行われ、小学3年生~中学3年生の13人が参加。高校1年生の2人が学習をサポートした。児童や生徒は夏休みの宿題をしたり、漢字を覚えたり、計算問題を解くなど学習内容はさまざまだ。
小学4年生の女子児童は「家だと気が散るけど、ここだと集中できていい。友達と勉強できるのが楽しい」と話していた。
教員になりたいという高校生の正田泰雅さんは「自分で分かっていても、それを教えるのは難しい」と指導の難しさを体感。同じく高校生の河田彩希さんは「のみ込みが早いし、教えがいもあります」とサポートが楽しそうだった。深谷公民館では23日にも行われる。
=埼玉新聞2021年8月19日付け11面掲載=
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