高校生が自分の意見や思いを英語で発表する「第72回県高校英語スピーチコンテスト」(県高校英語教育研究会主催)が13日、伊奈町の県民活動総合センターで開かれた。審査の結果、「I AM HUNGRY(私はどん欲)」を演題にした三郷北高校2年のアハメド・タハミドさんが優勝した。
県内から34校34人が参加。テーマは自由。5分30秒以内でスピーチを行い、英語力や表現力などが審査された。
バングラディシュ出身のアハメドさんは、日本のことをほとんど知らない中で家族と日本に移住した経験を語った。文学的な比喩を使いながら、「何かと苦労したが、いろんな人のおかげで今の僕がある。今後もハングリーに挑戦したい」と決意を話した。
2位の伊奈学園総合高校2年、渡辺杏奈さんは、若者の選挙意識について問題提起した。「投票しない選択はよくないと思う。もっと政治に関心をもってほしい。私は、(18歳になったら)投票に行く」と語った。
3位の県立浦和高校1年、本間健志朗さんは、最近話題のトロッコ問題を引用して、選択の大切さを話した。「このままだと、多くが人工知能(AI)に職業を取って代わられるかもしれない。今をどう生きるかが大事」などと話した。
アハメドさんと渡辺さんは12月に神奈川県で開かれる関東大会に出場する。
入賞者13人は次の通り。(敬称略)
①アハメド・タハミド(三郷北)②渡辺杏奈(伊奈学園総合)③本間健志朗(県立浦和)▽優秀賞=城間奏羽(越谷南)、古俣真菜(和光国際)、宮原美海(本庄)▽優良賞=椋本彩月(越谷北)、本木なな(草加南)、穐山瑠愛(熊谷女)、関根アティナ(岩槻)▽特別賞=松下紗希(不動岡)、久松侑和(坂戸)、坂本温(大宮)
=埼玉新聞2021年11月18日付け10面掲載=
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