春日部東高校美術部員「自然と共生」思い込め
県立春日部東高校(春日部市樋籠)美術部の生徒14人が持続可能な開発目標(SDGs)の促進に向け制作してきた壁画が完成し12日、ショッピングセンターイオンモール春日部(同市下柳)でお披露目会が開かれた。
SDGsをテーマに描いた壁画を紹介する春日部東高美術部のメンバー
壁画は、市が進める「SDGs未来都市」に向けた取り組みの一環で、市と同モールが連携包括協定を結んだことを契機に描かれた。同美術部のメンバーが、同モールバスターミナル内にある幅14㍍、高さ40㌢の壁面にSDGsをテーマとした壁画を描いた。壁画には花畑やクジラが悠々と泳ぐ海など、自然と人が住む街並みが描かれている。
依頼を受け、夏前から半年がかりで制作を進めた。コロナ禍、緊急事態宣言の期間中は、部員が集まれなかったため、部員間の相談はオンラインで行うなど工夫を凝らした。校内のイベントが縮小される中、部員メンバーにとっても大きな思い出を作ることができたという。
同校美術部部長の四柳未来さんはお披露目のセレモニーで「SDGsについて調べるところから制作を始めた。人と自然が共生できるようにとの思いを作品に込めた。1人でも多くの人が関心を持ち、SDGsの達成に向け力になれれば」とあいさつした。
=埼玉新聞2021年12月16日付け10面掲載=
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