現況や復興を見学
2011年に発生した東日本大震災による福島第1原子力発電所事故の現況や復興への歩みを学ぼうと、熊谷市小島の県立熊谷工業高校電気科3年生39人は、福島県富岡町の東京電力廃炉資料館と特定廃棄物埋立情報館リプルンふくしまを訪れた。電気技術者を目指し日々勉学に励む生徒たちは現地の状況にまじめに向き合っていた。
当日は施設見学のほか、放射性物質から発せられる周辺環境の放射線量を測定する空間線量率の測定体験などを実施。生徒からは「事故から10年以上たった今でも場所によっては空間線量率が基準値よりも高いことが分かった」「汚染された土壌などは放射線が完全には消えず恐ろしさを知った」などの感想が寄せられ、「この事故を人ごとと思わず受け止め、意識していきたい」と話していた。
=埼玉新聞2022年6月6日付け11面掲載=
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