6月に初防衛
「所沢にベルト持ち帰る」
ボクシング日本ライト級王者で6月に初防衛を果たした所沢市在住のプロボクサー宇津木秀選手(28)の報告会が、所沢市役所1階市民ホールで開かれた。宇津木選手は「最終的には海外で世界ベルトを取って、所沢に持ち帰りたい」と市民らを前に抱負を語った。
報告会の参加者らとともにポーズを取る宇津木秀選手(前列左から2人目)=所沢市役所
宇津木選手は同市立北小学校と向陽中学校を経て、花咲徳栄高校に進学。平成国際大を卒業後、同大コーチなどを経験し2018年、プロデビューした。今年2月の同級王座決定戦で9ラウンドTKOを収め、チャンピオンの座に就いた。
約140人が集まる中、スーツ姿で登場した宇津木選手は、王座決定戦について「家族に恩返しができた」と喜びを語った。初防衛戦には「追われる立場になったが、勝ったことで『またチャンピオンでいられる』と、ほっとした」と振り返り、学生時代のエピソードなども披露した。
会場では宇津木選手がスパーリングを披露。重い音を立ててミットに打ち込まれるパンチと軽快な身のこなしに、市民らからは歓声が上がった。所属するワタナベボクシングジムの渡辺均会長は、宇津木選手について「夢の持てる選手。世界チャンピオンにしたい」と語った。
藤本正人市長は「宇津木選手は所沢の誇り。一戦一戦を大切に、世界に羽ばたいてほしい」とエールを送った。
=埼玉新聞2022年7月23日付け13面掲載=
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