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【甲子園】組み合わせ決定 聖望10日に初戦

聖望 臆せず挑戦
第2試合 能代松陽(秋田)と

 

 第104回全国高校野球選手権大会(6~22日・甲子園)の組み合わせ抽選会が3日、大阪市のフェスティバルホールで行われ、13年ぶり4度目の出場となる聖望学園は、10日の第5日第2試合で11年ぶり4度目出場の能代松陽(秋田)と1回戦で対戦することが決まった。
 抽選会では、事前に決まった予備抽選番号順にくじ引きを実施。聖望学園の江口生馬主将が38番目に17Aのくじを引き、44番目の能代松陽が隣に入ってきた。代表取材に応じた岡本幹成監督は「ここから練習を積み重ねて、初戦はいいゲームができるように頑張りたい」とコメントした。江口主将は「ここでもう一回、帯を締め直して、どんな相手でも一戦一戦勝ち上がりたい」と語った。

 

対戦が決まりガッツポーズする、聖望学園の江口生馬主将と能代松陽の田中元輝主将=3日午後、大阪市(代表撮影)

 

 第104回全国高校野球選手権大会(6日から17日間・甲子園)の組み合わせ抽選会は3日、大阪市内で行われ、13年ぶり4度目出場の聖望学園は、第5日の第2試合で能代松陽(秋田)と顔を合わせる。史上初となる3度目の春夏連覇と6度目の優勝を狙う大阪桐蔭は第5日の第1試合で旭川大高(北北海道)と対戦することが決まった。
 開幕試合は日大三島(静岡)―国学院栃木。この試合の勝者は、大会2連覇を目指す智弁和歌山と第8日の第3試合でぶつかる。選抜大会で代替出場から準優勝した近江(滋賀)は春夏連続出場の鳴門(徳島)と第2日第4試合で対戦。選手宣誓は横浜(神奈川)の玉城陽希主将が務める。
 大会前の検査で新型コロナウイルスの集団感染と判断された浜田(島根)帝京五(愛媛)有田工(佐賀)九州学院(熊本)の4校は欠席。第8日の2回戦で初戦を戦うように日本高野連の宝馨会長が代理でくじを引き、有田工―浜田、九州学院―帝京五の顔合わせとなった。
 一昨年の第102回大会は新型コロナウイルスの影響で中止となり、昨年はオンラインによる抽選会が行われた。選手らが集まって行う抽選会は3年ぶりで、対戦カードが決まるたびに、会場からはどよめきが起きた。

 

気引き締め初戦へ

 3年ぶりに対面式で実施された組み合わせ抽選会。38番目にくじを引いた聖望学園は、大会第5日に11年ぶり4度目出場の能代松陽(秋田)と対戦することが決まった。代表取材に応じた岡本監督は「相手のことは全然知らない。今から対策を練っていかないといけない。(大会)5日目だから時間があってよかった」とコメントした。
 チームは、2日に関西入り。抽選会が行われた3日は、午前中に軽く汗を流す程度に練習を行ったという。選手の様子について指揮官は「埼玉大会優勝を目標にしていたから、選手たちは気が抜けている。そういう意味で、もう一度ねじを巻かないといけない」と語った。
 埼玉大会では、昨夏埼玉大会準優勝の昌平、今春関東大会4強の山村学園に、選抜大会4強の浦和学院を破るなど快進撃を見せた。初戦に向けて主将の江口は「目の前の試合を勝つため、慌てずに冷静に一戦一戦頑張りたい」と意気込んだ。聖地・甲子園でも聖望学園ナインは、全国の強豪校に臆することなく挑戦する。

 

 

=埼玉新聞2022年8月4日付け1、7面掲載=

 

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