一般の部の最優秀賞は上尾市の佐伯さんが受賞
食育と地産地消の推進を目的に、県産食材の特性を生かしたアイデア料理を競い合う埼玉県芸術文化祭2022協賛事業「第29回味彩コンテスト」(国際学院埼玉短期大学主催)の第2次審査会が、さいたま市大宮区の同短大で行われた。
応募総数355点(一般165点、高校190点)の中から1次審査で入選した一般の部18作品、高校の部10作品のうち、一般の部・高校の部上位4作品について、実技・試食審査を行った。県産の鶏卵や野菜、黒豚を使用した「ご飯にあう彩り主菜料理」(一般)、同様の食材を使用した「バランス弁当」(高校生)をテーマに、限られた調理時間の中で腕を競い合った。
料理名「サクサク彩り☆ミルフィーユ~おひさまタルタルソース添え~」を作り、一般の部で最優秀作品賞に当たる学長賞を受賞した上尾市の佐伯智恵さん(46)は「梅干しやシソなど、さっぱりした食材を使用することで子どもからお年寄りまでおいしく食べられるよう工夫した。最優秀賞を頂き光栄です」と話した。
料理名「シャキシャキれんこんバーグ」で高校生の部学長賞を受賞した越谷総合技術高校3年の小林香純さん(17)は「食材の形を生かして弁当全体を花畑をイメージして彩りにこだわった。将来は食に関わる職業に就きたいので、今回の受賞が今後の自信とやる気につながった」と笑顔を見せていた。
同短大の大野博之学長は「手際の良さもさることながら、どの料理も色彩、栄養バランスが素晴らしく、試食すると味わい深い作品ばかり。今後も料理を通じて多くの人を幸せにしてほしい」と述べた。
=埼玉新聞2022年9月2日付け10面掲載=
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