ゴルフ少年男子 団体で埼玉3位
ハンドボール成年男子 埼玉(大崎電気)4連覇
ライフル射撃少年女子 嘉部2位
大雨も練習の成果発揮
トータル440で3位に入賞した埼玉の(左から)佐藤快斗、岩井光太、栗原遥大=西那須野カントリー倶楽部
3人の合計スコアで競うゴルフの少年男子は、埼玉栄高勢でチームを組んだ埼玉(佐藤、栗原、岩井)がトータル440で3位に入賞した。佐藤は「個人戦とは緊張感が違って、一打に重みがあった」と団体戦ならではの感想を口にした。
2日間で行われた今大会は、グリーンに水たまりができるほどの大雨の中で実施。2週間前に台風の中、同会場で練習した成果が生かされた。2位でスタートした2日目は「大雨だからバーディーよりパーを狙うことを意識した」と栗原が安定したストロークでスコア73をマーク。
9月26、27日の県アマチュア選手権を制した岩井も「運頼みだったけど、どれぐらいで打ったら届くか感覚があった」と悪天候の中、74でまとめた。
大きな弾みつける栄冠
ハンドボール成年男子決勝 埼玉―愛知 前半9分、埼玉の山崎(8)がシュートを決める=マルワ・アリーナとちぎ
ハンドボールの成年男子決勝は、大崎電気単独の埼玉が33―30で愛知に競り勝ち、2020、21年の中止を挟み4大会連続で栄冠に輝いた。
実業団同士の決勝は、序盤から点を取り合う展開。チームの戦術である堅守で幾度のピンチを乗り切ると、14―14の前半25分に小沢(浦和学院高出)が「体力的に厳しい中、後ろの4人が頑張って守ってくれるから」と連続ゴールを決めた。
1点リードで折り返した後半は、好守連発。山崎は「前半から足が動いていたから後半も切れることなくできた」とチーム一丸となってリードを許さなかった。
4大会連続で栄冠をつかんだものの、2年間国内タイトルから遠ざかっている。その間、土井レミイ杏利(浦和学院高出)など有力選手が抜け、若手中心となって今回、チームは頂点に立った。
36歳でベテランの小沢は「強い時の大崎を知らない若手がいる中で、今回の優勝で一つステップアップするきっかけになってほしい」と願い、23歳の山崎は「今の状態でリーグ戦でも頑張っていきたい」と大きな弾みをつけた。
悔い残さぬ充実の表情
ライフル射撃 少年女子エアライフル立射 242・3点で2位に入った埼玉の嘉部恋=栃木県ライフル射撃場
ライフル射撃の少年女子エアライフル立射で、埼玉の嘉部(西武文理高)が242・3点で2位に入賞した。1位の長坂(徳島)と0・1点差の接戦に、「勝てると思ったけど、悔いが残らない射撃ができた」とすがすがしい表情で語った。
決勝は10発のファーストステージ後、11発目から2発ずつ射撃を行い下位が脱落していく方式。10発を終えて2位につけた嘉部は「最初は緊張したけど、後ろを見た時に埼玉の選手たちが『頑張れ』と応援してくれて和らいだ」と仲間のエールで気持ちが落ち着き、11発目以降も一発ずつ丁寧に的を射抜いた。
初めての国体で貴重な経験をし、「チームとして1点でも多く取らないといけないことは、普段ではなくて、いいことを学べた」と充実感をにじませた。
=埼玉新聞2022年10月8日付け6面、10月10日付け7面掲載=
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