浦和４校サッカー部ＯＢが交流会

　さいたま市立浦和高校のグラウンドで、同校と市立浦和南高校、県立浦和高校、県立浦和西高校のサッカー部ＯＢによる交流会が開かれた。交流会は２００１年から開かれ、１７年は台風の接近により中止になったが今回で２２回目。４校の卒業生ら約１７０人が交流試合で汗を流した。

年齢を感じさせない走りでボールを追いかける浦和４高校のＯＢら＝さいたま市浦和区

　今年３月までＪリーグチェアマンを務めた県立浦和高校出身の村井満氏も駆け付けた。試合の合間には村井氏をねぎらい、功労を祝うセレモニーも開かれた。
　交流試合は５０歳以上が参加するＡチームと３５～４９歳が参加するＢチームに分かれ、行われた。最初の試合はＡチームの県立浦和と県立浦和西の対戦で、出場者らは５０歳以上と感じさせない激しいせめぎ合いを展開。観戦していた他校のＯＢからは「皆、走れるね」と感嘆の声が上がった。Ａチームは県立浦和西が２対１で市立浦和南を下して２大会ぶりの優勝を飾った。Ｂチームは県立浦和と市立浦和南が１対１で引き分け、両校優勝となった。
　Ｂチームで試合に出場した３０代のＯＢは「サッカーは紳士のスポーツと呼ばれるが、皆紳士というより子どもに戻った」と充実感をみなぎらせ、「他のＯＢと『やっぱりサッカーは楽しいね』と話した」と振り返った。

＝埼玉新聞２０２２年１１月１１日付け６面掲載＝