川越市西小仙波町の県立川越工業高校(田村直治校長)は2日、卒業を控えた3年生が学びの成果を1、2年生に披露する「五科合同課題研究発表会」を開催した。発表会は県立の工業系高校で初めて、2017年に始まり、今年で7回目の実施となる。
下級生の教室で研究についてプレゼンテーションする3年生たち=2日、川越市西小仙波町の県立川越工業高校
デザイン科、化学科、建築科、機械科、電気科の3年生たちはテーマを設定し、1年間をかけてそれぞれの課題に取り組んできた。発表会では午前を中心に、3年生が1、2年生の教室を訪問して、各グループの研究内容を説明。実際に作った作品などは体育館に展示され、午後は下級生が各ブースを巡った。
発表会は3年生の代表で構成した実行委員会が企画、運営する。実行委員長で建築科の小川空穏(くおん)さん(18)は「昨年の発表を見てすごいと感じた。先輩に少しでも近づければと思い、準備してきた」と言う。発表会の指導を担当する小板橋駿介教諭(37)は「今年も個性的な研究があり、生徒たちの視点は新鮮。どの科の生徒にとっても、各科の学びを知っておくことは、幅を広げるためにも大切だ」と強調した。
=埼玉新聞2023年2月4日付け13面掲載=
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