3年ぶり選抜へ16校激突
ラグビーの第23回関東高校新人大会は11日、前橋市のアースケア敷島サッカー・ラグビー場と敷島公園補助陸上競技場で1都7県の代表16校が参加して3年ぶりに開幕(2021、22年は新型コロナウイルスの影響で中止)。決勝は19日に宇都宮市の栃木県総合運動公園第2陸上競技場で行われる(12時30分)。県勢は県高校新人大会を連覇し、2年連続4度目出場の川越東が1回戦で東海大相模(神奈川2位)と、同準優勝で2年ぶり6度目出場の昌平が明和県央(群馬1位)とそれぞれぶつかる。
大会は全国高校選抜大会(3月25~31日・熊谷ラグビー場)の選考材料となる。関東の枠は6校。川越東は開催県枠で既に出場を決めている。昌平は6位以内なら自動的に、7位以下でも川越東が6位以内に入れば開催県枠で出場できる。
県新人大会を初連覇した川越東の初戦の相手は東海大相模。望月監督は「関東のトップレベルにどこまで通用するか楽しみ」と関東枠での全国出場を目指し意気込む。
川越東高校
安定感抜群 争奪戦が勝負
体を張った守備が持ち味の川越東のプロップ寺山
川越東は昨季の先発メンバーが7人残り、攻守ともに安定感抜群。展開力が武器の攻撃はCTB五十嵐のキックから陣地を押し上げ、ランの光るCTB稲葉、WTB石本らでトライを奪いたい。強化が進んだ守備はプロップ寺山を中心に反応が速く体が張れる。ボールの争奪戦でのフィジカル勝負でどれだけ優位に立てるかが鍵を握りそう。
昌平高校
接点で主導権 FWに期待
足を生かした突破力が光る昌平のWTB山口
昌平は得点力の高いCTB堀江やWTB山口を軸にコンタクト力に自信あり。群馬県大会の準決勝、決勝で計152得点した明和県央の攻撃の芽を早い段階で摘み、序盤に主導権を握りたい。ナンバー8増田の果敢な突破やフランカー伊藤、WTB大森の献身的なタックルなど接点で個々の奮闘に期待がかかる。
また、18日に栃木県総合運動公園ラグビー場で行われる都県対抗戦でA組の埼玉は神奈川と対決する(10時)。草加の小林監督が指揮を執り、勝てば来年もA組に残留できる。
=埼玉新聞2023年2月9日付け7面掲載=
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