オーストラリアの高校生と国際交流
皆野町大渕の県立皆野高校で12日、国際交流事業が行われた。同校生徒が、オーストラリアから来日した高校生ら45人に、皆野発祥の民謡「秩父音頭」をレクチャーし、日本文化の魅力を伝えた。
町は2019年に早稲田大学人間科学学術院(所沢市)と包括連携協定を締結し、共同的な国際教育活動を進めている。これまでにカザフスタン留学生らを皆野高や皆野中に招待し、異文化・多文化交流を深めてきた。
今回は、同大で受け入れているオーストラリアの中高一貫校「トーマス・ハッサル・アングリカン・カレッジ」の吹奏楽演奏団を招いて、互いの文化を共有した。同大の学生や留学生も参加し、通訳などの役割りを担った。
オーストラリアの生徒は、楽器演奏と合唱を披露。ジャズやゴスペル、日本のアニメソングなどを響かせて、会場の雰囲気を和ませた。皆野高生はグループに分かれ、オーストラリアの生徒に秩父音頭の振り付けを指導。最後はみんなで輪を作り、笛や太鼓のリズムに合わせて踊った。
初来日したオリビア・エレメンさん(13)は「町の景色や生活、文化、見るもの全てが自分の国と違っていて、新鮮だった。日本の太鼓は迫力があって感動した」と笑顔。皆野高3年の今井あやめさん(17)は「コミュニケーションを取るのが大変だったが、みんなの笑顔が見られたので、満足してくれたと思う」と話していた。
=埼玉新聞2023年4月14日付け9面掲載=
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