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越生10名山地図に協力ー武蔵越生高校アウトドア部

越生10名山コースマップを手にする武蔵越生高校アウトドア部の(左から)阿部真奈さん、稲場碧希さん、小野田愛凜さん=越生町上野東の同校

 

 越生町観光協会は、昨年投票で選んだ「越生10名山」をハイキング客に楽しんでもらおうと、コースマップ(A2判、カラー)を作った。地図は1万部印刷し、越生駅西口総合案内所など町内4カ所で配布。マップに盛り込む情報の収集には、武蔵越生高校アウトドア部と町体育協会トレッキング部が協力した。
 武蔵越生高の生徒たちは、山の写真と解説文を提供した。アウトドア部の約20人は昨年の夏休み、グループに分かれて実地調査。顧問の坂本皓正教諭(27)は「地図を作ろうとしていると知り、手伝えることがあれば協力したいと申し出た」と振り返る。
 県内外で登山やキャンプなどの活動をしている部だが、これまで町内の山はほとんど歩いたことがなかった。副部長で現在2年生の阿部真奈さん(16)は上谷の大クスを担当し、「木が大きくてびっくりした」と言う。「思ったよりも長いコースで気が遠くなりそうだったけれど、新しい発見があった」と、昨年度の部長で現在3年生の稲場碧希さん(17)。肌で感じた登山道の様子を書き込んだ。
 完成したマップについて、現在3年生の小野田愛凜さん(17)は「見どころなどを参考にしてもらえるとうれしい」とほほ笑む。同協会の大沢昌文事務局長(64)は「10名山の魅力が伝わってくる内容になった。このマップ片手に、緑が美しい越生の山を登ってほしい」と期待した。

 

=埼玉新聞2023年5月3日付け11面掲載=

 

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