抜群の大学合格実績を生んだカリキュラム
6月28日、栄東高校の「塾の先生方対象入試説明会」が行われ、150名ほどの学習塾の先生方が参加しました。
冒頭、17年前に故佐藤栄太郎理事長から、「理系・医学部への合格が少ないのはなぜか」という疑問と指示に基づき、カリキュラムを一新し、徐々に国公立医大や医学部への進学希望が増えていったことが披露されました。東京大学13名を含め国公立217名、医学部医学科108名、早慶上理515名という有名大学への合格実績はずば抜けています。中でも国公立医学部医学科は東京大学に合格するレベルの学力が必要とされていますが、22名もの合格者を出しました。「東京大学+国公立医学部医学科」で35名という実績は県内私立高校では抜群の実績です。
説明会では毎年、大学入試の例題を示し、どのような回答を導き出すかという解説をしていますが、今年は一橋大学の英語の記述問題を例示しました。写真を見て、130ワード以内で説明する問題で、受験生の誰もが戸惑ったようです。普段の学習に加え、興味・関心から導き出される学力が必要なことなどが説明されました。また、文系の大学入試でも数学Cが必要になるなど、栄東にとっては現行のカリキュラムにマッチした大学入試の変化なども合格実績上昇の要因となったようです。
第1回・2回入試では91%の合格率で、第3回の特待生選抜試験は合格率47、8%という厳しい入試でした。この試験は学力のみで選抜し、特待と東医クラスのみの合格者を出す試験で、αクラスレベルの得点率では合格できない入試となっています。(文・宮崎文雄)
※このシリーズでは、塾の先生方はじめ教育関係者向けに開催された学校説明会についてレポートします(埼玉新聞社高校受験ナビ編集部)
=「埼玉新聞社 高校受験ナビ」オリジナル記事=
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