<ソフトボール>
星野4強進出
佐藤ノーヒットノーラン
ソフトボール女子準々決勝 星野―宇都宮文星女 ノーヒットノーランを達成した星野の佐藤=はまなす国体記念石狩市スポーツ広場
平常心で偉業達成
全国の舞台で偉業を成し遂げた。星野のエース佐藤が準々決勝の宇都宮文星女(栃木)戦でノーヒットノーランを達成。「結果を気にせず、目の前のバッターを抑えただけ」とあっさり言いつつも、表情は緩んでいた。
この日は、3回戦と準々決勝のダブルヘッダー。延長九回タイブレークを完封した3回戦の約2時間後、準々決勝に先発登板すると、大記録への幕を開けた。「左バッターのインコースへのファストボールが良かった」と直球とチェンジアップを駆使し、相手打線はバットに当てるのが精いっぱい。外野に飛んだのは1本のみと左翼手久司は「飛んでこないのはいつものこと」と見守るだけだった。だが、佐藤は自身の失策で完全試合が消えただけに「まだまだだなということ」と反省した。
佐藤の持ち味は、最速107㌔のストレート。体感速度にすると150㌔ほどある球威は簡単に前へ飛ばすことができない。持田監督は「いい球の回転をしている。それに試合を重ねるごとに投球技術を覚えてきている」と発展途上だ。
今大会4試合全て完封勝利。「ヒットを打たれても点数を取られなければいいと思っている」と気持ちに余裕があるから28イニングを無失点に抑えられている。優勝まで残り2勝。「準々決勝と同じように目の前に集中するだけ」とスコアボードに「0」を刻み続ける。
切り込み隊長 復調への兆し
久司
1番久司は3回戦で今大会初安打を記録すると、準々決勝では先制ソロを含む4安打1打点で4強入りに貢献した。「今までヒットを打てなかったけど状態が良くなってきた」と納得の表情だ。
アーチを描いたのは一回の攻撃。「たまたま甘く入ってきた」と内角のチェンジアップを右中間席に運ぶ先頭打者本塁打で決勝点を挙げた。星野の切り込み隊長は、「全員が最後だと思って懸けている。ホームランの感覚を忘れずに臨みたい」と準決勝でも活躍するつもりだ。
<レスリング>
女子53㌔級 尾西(埼玉栄)が初V
全国高校総体(インターハイ)第8日は29日、札幌市の真駒内セキスイハイムアイスアリーナなどで行われ、レスリング女子53㌔級で、昨年のU17(17歳以下)世界選手権2位の実績を持つ尾西桜(埼玉栄)が初の栄冠に輝いた。同57㌔級では、太田早也香(埼玉栄)が準優勝した。
=埼玉新聞2023年7月30日付け8面、8月1日付け7面掲載=
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