男子ハンマー投げ 榊原(進修館)4位
女子400㍍ イレチュク(大宮東)準決勝敗退
60㍍越え「過去一番」
男子ハンマー投げ決勝 60㍍83の自己ベストで4位入賞した進修館の榊原晶=札幌厚別公園競技場
男子ハンマー投げは、進修館の榊原が決勝で60㍍83の自己ベストを更新し、4位に入賞した。「目標だった入賞、60㍍を越えることができて過去一番の試合だった」と満面の笑みを見せた。
大台の60㍍越えは3投目に実現した。「1、2回転目は落ち着いて入って、3、4回転目でハイポイントにする」。勢いを乗せて投げたハンマーが60㍍を越え、「緊張と60㍍の一つの壁を越えることができた」と思わず雄たけびを上げた。
6月の北関東では56㍍58で2位。そこから約2カ月で大きく成長を遂げた。「ハンマーの懐を上げたことで状態がよくなった」と大会2週間前に感覚をつかんだ。
さらなる高みを目指す榊原は「4位では終われない。これからはメダルを取れるようにする」と決意を口にした。
夢かなえ さらなる目標へ
女子400㍍準決勝 57秒46を記録した大宮東のイレチュク・アマカミラ(中央)
女子400㍍は、大宮東の2年イレチュクが57秒46で準決勝敗退。決勝進出とはならなかったが、個人では初めての全国出場で貴重な経験を得た。「中学生の時から夢だった全国で目標の準決勝に進出ができてよかった。もっと上を目指したい」と語った。
予選を56秒99で通過して臨んだ準決勝は「目標を達成したかったから1本目から力を出し切ってしまった」と万全の状態とはいかず、前半から差をつけられた。
中学3年時、200㍍で全国出場まで0秒01足りなかっただけに、「全国に行きたい思いが強かった」という。昨年は1600㍍リレーの一員として出場。今年は個人として悲願の舞台に立ち、着実に成長を遂げている。「後半のピッチ、フォームの安定、体調管理と何が必要か分かった。来年は優勝したい」と新たな目標を抱いていた。
全国での経験生かす
女子ハンマー投げ 奥村15位、古田16位
女子ハンマー投げは、いずれも坂戸西3年の奥村が45㍍78で15位、古田が45㍍20で16位を記録した。奥村は「納得のいく結果が出なくて一番悔しい」と目を赤くし、古田は「順位を狙いにいき過ぎて欲が出てしまった」と反省した。
ともに大学でも競技継続を考えており、全国の舞台を経験を生かすつもりだ。奥村は「高校生活の残りの大会では記録を出すことを目標にする」と意気込む。古田は「この悔しさを後輩に教えて大学に向けて記録を伸ばす」と力を込めた。
=埼玉新聞2023年8月3日付け7面掲載=
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