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ドラフト会議 村田(春日部共栄高出)ソフトバンクから4位指名

ソフトバンクから4位指名を受け、喜びをかみ締めながら会見に臨む明大の村田=26日、東京都府中市の明大硬式野球部合宿所

 

 プロ野球のドラフト会議が26日、東京都内で開かれ、春日部共栄高出の村田賢一投手(明大)はソフトバンクから4位指名を受けた。
 埼玉西武は3球団競合の末、国学院大の最速153㌔左腕、武内夏暉投手の交渉権を獲得した。武内は「どきどきしていたが、指名されてうれしい。3球団(競合)は予想していなかった。即戦力を期待されていると思う。開幕ローテーションを目指していきたい」と喜んだ。松井監督は「将来的にはライオンズのエース、日本を代表する投手に成長してもらえることを期待している」と話した。
 そのほかの県関係では、東洋大の細野晴希投手が日本ハム1位。福島圭音外野手(白鴎大)=秩父市出身、聖望学園高出=は阪神育成2位。
 埼玉武蔵ヒートベアーズの芦田丈飛投手はオリックス育成4位、金子功児内野手は埼玉西武育成4位だった。

 

村田(明大)吉報にガッツポーズ

「役職全うしたい」

ソフトバンクから4位指名を受けた明大の村田

 

 春日部共栄高出身の村田(明大)がソフトバンクに4巡目で指名を受けた。ドラフト会議が進行するにつれて表情は曇っていったが、名前が呼ばれると喜びのガッツポーズ。「呼ばれるのか焦りがあった。ほっとしてよかった」と胸をなで下ろした。
 春日部共栄高2年時の2018年秋季関東大会で準優勝し、翌年の選抜大会に出場するなど、4番エースとしてチームをけん引。進学した明大では制球力を磨いて大学通算で36試合に登板し、159回?を投げて15勝3敗、四死球は32と安定感ある投球を続けた。
 目標とする選手に阪神の村上投手を挙げた村田は、「自分の目指すべき投手像。先発をやりたいけど、任された役職を全うしたい」と力を込めた。
 高校時代の恩師も教え子の吉報を喜んだ。練習の合間に携帯でドラフトをチェックしていたという本多監督は「バッターの方がいいじゃないのかといわれていてきたけど、(明大)エースまで成長してよく頑張った。プロでは焦らずにやってもらいたい」とエールを送った。

 

 

8年連続で指名止まる
花咲徳栄高

 2015年の武田愛斗(埼玉西武)から22年の藤田大清(日本ハム)まで高校歴代最長の8年連続でドラフト指名選手を輩出した花咲徳栄高だが、9年連続での指名とはならなかった。今年は小野勝利内野手と高橋一英投手がプロ志望届を提出していた。
 小野は今夏の全国高校選手権埼玉大会で4番三塁手として7試合に出場。打率3割4分8厘、10打点で強力打線をけん引した。高橋は速球派左腕として同大会の2回戦と4回戦に先発登板した。

 

=埼玉新聞2023年10月27日付け1面、7面掲載=

 

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