男子63校、女子37校が出場
男子第74回、女子第35回全国高校駅伝県予選(埼玉新聞社など後援)は11月1日、男子63校、女子37校が参加して開幕される。熊谷スポーツ文化公園陸上競技場および同公園内と周辺道路(男子=7区間、42.195㌔、女子=5区間、21.0975㌔)で実施し、男子は午前10時に、女子は午後1時30分にそれぞれスタートする。男女ともに優勝校が全国高校駅伝(12月24日・京都)、上位6位が関東高校駅伝(11月18日・千葉)に出場する。女子は5年に1度の記念大会になるため、関東高校駅伝で北関東4県(埼玉、群馬、栃木、茨城)の優勝校を除く最上位校も全国大会の出場権を獲得する。全国の切符を懸ける熱戦の見どころを探った。
男子
埼玉栄7連覇視野
7連覇を狙う男子の埼玉栄
男子は、今年も埼玉栄が総合力でリードし、7年連続の優勝へ視界良好。昨年2位の花咲徳栄に、東農大三、西武文理の実力校が快走を見せて連覇をストップすることができるか。
埼玉栄は昨年の全国高校駅伝で4位に入賞した布陣と遜色ないメンバーがそろった。全国高校駅伝で5区区間賞を獲得した松井、6区を走った佐藤の2枚看板は経験者だけに安定感抜群。その2人に負けず劣らず力を付けた菅原と中沢は、ともに5000㍍を14分台前半で走れるまでに急成長し、主要区間での起用が予想される。
花咲徳栄は、5000㍍の自己タイム13分55秒85をマークする佐々木、ロードに強い磯部ら3年生に実力者が並ぶ。東農大三は横山、長部、垣内、関根と昨年の経験者がそろう。前回4位の西武文理は、一ノ瀬、大沼と1、2年生に5000㍍14分台がおり、粘り強さがある。武蔵越生は、神田や村田ら1、2年生主体の若いチームで上位進出を狙う。2年連続の関東出場を目指す早大本庄や川口市立、坂戸西など上位争いも注目だ。
女子
昌平と埼玉栄が軸
2年連続の優勝を目指す女子の昌平
女子は、2連覇を目指す昌平と王者奪還に燃える埼玉栄が総合力で抜け、2強の競り合いが予想される。本庄東、坂戸西、本庄第一が追走する形になりそうだ。全国高校駅伝が5年に1度の記念大会だけに、関東大会に出場できる6位争いも注目となる。
昌平は1、2年生のみのチーム編成でエントリー。昨年1区で区間賞に輝いた成瀬が、序盤から流れをつくって後続につなげたい。2区は高須か、野崎のどちらが走るかで3区以降の展開が変わりそうだ。埼玉栄は1年生の福山と久保田、2年生の柿沢の3本柱が主要区間で起用される。3000㍍の自己ベストが9分30秒05とチーム一の記録を持つ福山が、序盤から仕掛ける攻めの走りで1区から勢いを与える。
本庄東は、2年小泉が3000㍍の自己ベスト9分25秒を記録するなど地力は十分。全国高校総体に出場した沖田に、佐藤咲、佐藤瑠を擁する坂戸西、松田ら3000㍍9分台が3人そろう本庄第一が上位を占めそうだ。川口市立、東農大三、春日部女なども侮れない存在だ。
=埼玉新聞2023年10月31日付け9面掲載=
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