校内に侵入した不審者役の警察官を刺股で威嚇する教職員=10月25日、県立小鹿野高校
県立小鹿野高校(植田雅浩校長)で10月25日、不審者対応訓練が行われた。教職員や生徒約30人が、小鹿野署員に指導を受けながら、校内に不審者が侵入した際の正しい対応法を学んだ。
同校では、昨年度から不審者対応に関する教職員向けの研修を実施。今年3月に戸田市の中学校で教員切りつけ事件が発生したことを受け、今回は不審者が授業終了後に刃物を持って校舎に侵入する想定で実践訓練も行った。
教員は、不審者への声かけ、刺股(さすまた)を使って威嚇、校内緊急放送などの役割を分担し、生徒の安全確保を最優先した対応を実践した。訓練中に撮影した動画を流しながら振り返りを行い、「状況がどんどん変わるので、通報や指示のタイミングが難しい」「刺股は、廊下などの狭い場所では使いにくい」などの意見を共有した。
不審者役を務めた同署生活安全課の長谷川祐太巡査は「相手との距離が近すぎると刺される可能性がある。刺股は、後方の間合いをしっかり保ちながら2人体制で使用し、一人は顔付近、一人は足付近を狙うことが重要」などとアドバイスした。
=埼玉新聞2023年11月3日付け13面掲載=
サイト内の小鹿野高校の基本情報は→こちら
学校の特徴~学校からのメッセージ~
総合学科の強みは、多様な進路に向けて1年次から充実したキャリア教育がおこなわれるとともに、「普通科」や「専門学科」で学ぶことができる科目が数多く開講され、幅広い進路希望が実現できることです。また、本校は地域密着型の高校であり、県内で「山村留学(試行)」ができる唯一の高校です。
カテゴリー
よく読まれている記事