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自転車の祭典さいたまクリテリウム 選手が来場者や地元の高校生と交流

 さいたま市で5日に行わた自転車の国際レース「ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」前の4日、同市のJRさいたま新都心駅周辺で自転車に関連したイベントが始まった。さいたま新都心公園周辺では「サイクルフェスタ」が行われ、レースに出場する選手が来場者や地元の高校生と交流した。

 

マーク・カヴェンディッシュ選手(中央)らと自転車レースを楽しむ子どもたち=4日午後、さいたま市大宮区のさいたま新都心公園周辺

 

 ブースでは自転車に関連した企業によるユニホームやパーツなどの販売や、自転車の速度を計測する体験ブースなどが出展。子ども向けに特設された自転車のコース「キッズロア」には多くの親子連れが訪れ、子どもたちが楽しそうに自転車に乗っていた。浦和区の尾藤佑磨さん(3)は昨年に続き2年連続でキッズロアを体験。父親の宏光さん(40)は「とても楽しそうだった。上手に走れている」と見守っていた。
 5日のレースに出場する選手らもイベントを回り、キッズロアの体験や県立与野高校書道部の生徒と書道を体験した。ツール・ド・フランスで区間通算12勝の記録を持つペーター・サガン選手=スロバキア=はキッズロアの体験をし「母国でもこういうイベントがあり、子どもの成長を見るのが楽しみ。明日のレースは状況に応じた戦略を考えていきたい」と意気込んだ。ツール・ド・フランスで2回の総合優勝を果たしたタデイ・ポガチャル選手=スロベニア=は「1人で成し遂げられるような簡単なコースではない。ぜひ多くの方に見ていただきたい」と話した。
 サイクルフェスタは5日まで。また、さいたま新都心けやきひろばでは「さいたまるしぇ」が開催され、市内の名産品、フランス料理やワインを販売するブースが出展した。

 

県立与野高校書道部と協力して書道作品を書く新城幸也選手(右から2人目)ら=4日夕、さいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナ

 

=埼玉新聞2023年11月5日付け16面掲載=

 

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