全国懸け熱戦
バレーボールの第76回全日本高校選手権埼玉大会の決勝トーナメントは10~12日、サイデン化学アリーナさいたまなどで男女各40校が参加して行われる。昨年は関係者のみだった観客は、4年ぶりに制限がなく開催される。男女の優勝校が獲得する全国大会(来年1月4~8日・東京体育館)の出場権を懸けた熱戦を展望した。
男子
正智、昌平を軸に拮抗
男子は初優勝を狙う正智深谷と2連覇が懸かる昌平を軸に、春日部共栄、埼玉栄などシード勢の実力が拮抗(きっこう)し、混戦が予想される。正智深谷は決定力のある攻撃陣が中心。身長188㌢のエース白野とセンター
新井を中心に攻守のバランスが光る。昌平は昨季の主力が多く残り、経験が豊富。高さのあるチームだけにセッター小林の組み立てが鍵となる。
春日部共栄は堅実なバレーで頂点を狙う。主将のアウトサイド浅坂が攻守でチームを引っ張る。埼玉栄は堅守速攻が持ち味。192㌢の木村、188㌢の坂本の2枚の長身ミドルを生かしたい。
女子
V争い 共栄、細田中心
女子は3年ぶりの優勝を狙う春日部共栄と3連覇を目指す細田学園が優勝争いの中心となる。春日部共栄は例年の粘り強さに高さと速さを兼ね備える。エースで172㌢の長身根岸がどれだけ得点を重ねられるか。細田学園は伝統の守備力に磨きをかけた。昨季の全国を経験したエース土橋とリベロ沼倉が中心となりチームをまとめる。
狭山ケ丘は磨いたコンビバレーで初制覇を狙う。リベロ井沢が拾ってエース阿部につなげたい。本庄第一は粘りのバレーで勝負する。166㌢桑原と160㌢佐藤の小柄な2人のセッターがチームの鍵を握る。
=埼玉新聞2023年11月9日付け6面掲載=
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